HIROSHIMA MUSIC STADIUM

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン-

「ヒロシマ・ミュージック・スタジアム」、通称「ハルバン」は、日本の春を告げる音楽イベントとして、2017年より毎年3月に広島県で開催されているサーキット形式のライブイベントです。2日間にわたり、広島市内の様々なライブハウスが会場となり、多くのアーティストが登場します。

設立と背景

このイベントは、音楽業界の異なる分野で活動する4つの企業や団体が共同で発起人となって立ち上げられました。

イベント制作などを手がける夢番地
大阪のサーキットイベント「見放題」を企画するCLOUD ROVER
大阪のライブハウスCONPASSを運営するアッシュミュージックエンターテイメント
下北沢でサーキットイベント「下北沢にて」を主催する近松

これら経験豊かな4者が手を組むことで、地域に根ざしながらも多様なアーティストを招致できる、独自のスタイルを持つイベントとしてスタートしました。

イベントの特徴

ハルバンの最大の特徴は、広島市内の複数のライブハウスを舞台とするサーキット形式であることです。参加者はリストバンドなどを提示することで、当日開催されている様々な会場を自由に行き来し、お目当てのアーティストはもちろん、これまで知らなかった新たな才能とも出会うことができます。毎年3月という開催時期も特徴的で、春の訪れとともに音楽を楽しむイベントとして、広島の音楽ファンにとって定着しつつあります。

開催の歴史

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン-'17
記念すべき第1回は2017年3月11日と12日に開催されました。1日目には5つの会場が使用され、2日目には会場が1つ増えて6箇所で開催。合計83組のアーティストが初回のハルバンを盛り上げました。

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン'18-
2年目となる2018年は、3月10日と11日に行われました。この年も会場数は拡大し、1日目は6箇所、2日目には8箇所の会場が使用されました。イベント期間中には、出演を予定していたバンド「嘘とカメレオン」が会場への移動中に交通事故に見舞われ、メンバーが負傷したため、残念ながら出演をキャンセルするという出来事がありました。

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン'19-
2019年は3月23日と24日に開催されました。この年も、出演予定だったアーティストに関する変更がありました。1日目に出演予定だった「SUNNY CAR WASH」は、ボーカルを務める岩崎優也さんの体調不良により、出演を取りやめることになりました。

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン'20-
2020年は3月21日、22日に開催が予定されていました。この年に使用される予定だった会場には、SECOND CRUTCH、Cave Be、BACK BEAT、SUMATORA TIGER、楽座、そして1日目のみ使用されるLive space Reed、LIVE VANQUISH、2日目のみ使用されるCLUB QUATTROなどが含まれていました。多くのアーティストが出演予定リストに名を連ねていました。

このように、ハルバンは開催を重ねるごとに規模を拡大し、多様なアーティストが集まる場として成長してきました。様々な出来事を乗り越えながら、広島の春の音楽シーンを彩るイベントとして、多くの音楽ファンに親しまれています。

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