HJ文庫大賞

HJ文庫大賞とは

HJ文庫大賞は、かつてホビージャパンが2006年から2019年まで開催していたライトノベルの公募文学賞です。新人作家の発掘と育成を目的とし、数多くの才能を輩出してきました。

概要

選考は選考委員の合議によって行われ、大賞、金賞、銀賞、奨励賞、審査員特別賞が授与されました。大賞受賞者には100万円の賞金が贈られ、大賞該当作がない場合は賞金がキャリーオーバーされるシステムでした。佳作以上の作品はHJ文庫からの刊行が確約され、奨励賞・特別賞受賞作品も多くが刊行されています。応募資格は新人に限定されておらず、他社でデビュー済みの作家の受賞事例も存在しました。

沿革

2006年9月にライトノベル雑誌『Novel JAPAN』が創刊されたことに伴い、「ノベルジャパン大賞」として始まりました。その後、雑誌名変更・休刊を経て、2011年に現在の名称に変更されました。2008年からは評価シートが導入され、2013年からは最終選考に残った応募者による読者グランプリが開催されましたが、2016年に中止されました。

2017年からは、HJ文庫・HJノベルス・小説家になろうの共同企画として「HJネット小説大賞」が新設されました。2018年からは応募方法がWeb応募のみに変更され、2020年にはノベルアップ+小説大賞と統合され、「HJ小説大賞」となりました。HJ小説大賞は2期制で、前期は未発表作品限定、後期はノベルアップ+発表作品も応募可能という形式です。

選考委員

過去の選考委員は以下の通りです。

第1回、第2回：榊一郎、五代ゆう、松岡卓（ZERO-Section）、星野孝太（ホビージャパン取締役編集制作局長）
第3回 - 第14回：宇田川芳彦（HJ文庫編集長）、他

受賞作品

数多くの作品が受賞し、HJ文庫から刊行されています（一部未刊行、或いは刊行未定の作品あり）。シリーズ化された作品については、受賞作（第1巻）の刊行時サブタイトルは割愛されている場合があります。また、最終選考者中でデビューした作家については、本記事では割愛します。

読者グランプリ

読者投票によって選ばれる読者グランプリは、以下の作品が選ばれました。

第1回（2014年開催）：ハイスクール・シークレット・サービス！ 著者：水円花帆
第2回（2015年開催）：リベンジ・オンライン 著者：アカバコウヨウ
第3回（2016年開催）：ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした 著者：白乃友

脚注

関連項目

文学賞の一覧

外部リンク

* HJ文庫大賞（ホビージャパン）

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