HKT48の「ほかみな」〜そのほかのみなさん〜

HKT48の『ほかみな』〜そのほかのみなさん〜

HKT48の特定のメンバーが活躍するバラエティ番組、『ほかみな』は2014年から2016年までNOTTVで放送されていました。この番組は、AKB48の姉妹番組である『AKB48のあんた、誰?』を受け継ぐ形でスタートし、博多の中心地、博多リバレインホールを拠点にしていました。

番組のコンセプトと特徴

『ほかみな』の特徴は、撮影した内容をそのまま配信する「LIVEっぽい」形式でした。この独自のスタイルにより、視聴者はリアルタイムでのメンバーの活躍を楽しむことができました。一般的には、知名度が高いメンバーが多いAKB48グループにおいて、HKT48のメンバーたちは若干の不安を抱えていましたが、この番組では指原莉乃以外のメンバーが中心となり、次々と新しいチャレンジに挑みました。

さらに、番組には毎回「MVF（最優秀顔）」に選ばれるコーナーがあり、活躍したメンバーは特別な栄誉を得ることができました。MVFに2回選ばれると、そのメンバーの冠コーナーが持たれることになり、3回選ばれると単独番組を持つことが許されるという仕組みでした。このように、視聴者に強い印象を残すことができたのは、番組のユニークなアイデアの賜物でした。

視聴者参加型の要素

『ほかみな』は観覧者としての参加も大切にしていました。HKT48の公式サイトやブログを通じて、一般観覧者を募り、通常の劇場公演のようにチケットを入手する仕組みがありました。これにより、ファンはお気に入りのメンバーを間近で応援することができるという特別な体験を提供されました。

番組内容とコーナー

放送中は、“ほかみなのあんな顔、こんな顔”というテーマのもと、さまざまな企画が展開されました。メイン企画では、その日の進行役に合わせたアピールを行うなど、常に新しい試みが行われました。特に、「私は見た!○○のブス顔」コーナーでは事前アンケートを基に、出演メンバーに関する隠されたエピソードが暴露され、視聴者からの高い関心を集めました。

また、MVFチャンスタイムという不定期のコーナーもあり、MVFを獲得するための猛烈な競争が繰り広げられていました。ここでは、MVFを取れなかったメンバーが成功したメンバーからお仕置きを受けるというユニークな仕掛けもありました。

放送の軌跡と再放送

『ほかみな』は、2016年のNOTTVの閉局とともに2年あまりの放送に幕を下ろしましたが、その後、2017年以来、CSテレ朝チャンネル1での再放送が始まりました。この再放送により多くの新しいファンに支持され、遅くとも2020年春頃まで続けられました。

出演者とスタッフ

レギュラー出演者にはHKT48のメンバーが毎回6名登場し、進行役は福岡に拠点を置くお笑いコンビが担当していました。制作面では、秋元康氏の企画が背景にあり、AKSとNOTTVが共同で制作を行っていました。

番組のオープニング曲「スキ!スキ!スキップ!」とエンディング曲「お願いヴァレンティヌ」を使い、HKT48の魅力を存分に引き出しました。総じて、『ほかみな』はHKT48とファンとの新しい形の絆を生み出す、魅力的な番組でした。

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