HOME Jステーション

HOME Jステーション

『HOME Jステーション』は、広島ホームテレビで放送された夕方の報道・情報番組です。2003年3月31日から2018年4月6日まで、毎週月曜から金曜の16:49から18:56までの時間帯に生放送されました。一般的に新聞などでは「Jステーション」と略称され、視聴者の間では「Jステ」という短い名称で親しまれました。

番組の特徴

この番組は、広島及び周辺地域の生活情報を中心に、全国のニュースや中国地方のイベント情報を取り上げていました。日常生活に役立つ多種多様な情報を肆意して提供することを目的としていました。放送開始当初は、キー局であるテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』を内包する形で、17時台に全国ニュースを放送していましたが、地域のフラッシュニュースも取り扱うスタイルが採用されていました。

放送内容の変遷

2007年のリニューアルを機に、ニュース一本の放送時間が他局並みに確保されるようになりましたが、全体のニュース量は一定の枠内で減少しました。番組は、最終的に全3831回の放送を実施した後、2018年に終了し、替わりに『みみよりライブ 5up!』がスタートしました。

バラエティの側面

『HOME Jステーション』は、ただのニュース番組ではなく、地域密着型の情報バラエティも色濃く反映されていました。放送開始以前は、料理コーナーなどを盛り込みながら地元情報を中心に展開した番組が多く、いわゆる報道色は薄かったという側面もあります。2003年の『げっきんLIVE』から『Jステーション』にかけての流れでは、視聴者参加型のコーナーも存在し、地域を巻き込んだ賑やかな雰囲気が目立っていました。

サブコーナーと出演者

番組では多様なコーナーが設けられており、月曜から金曜まで様々なテーマに沿った内容が展開されました。たとえば、月曜日には「Jステ特集」や「カラダ健康塾」といった健康に関連する特集があり、火曜日には「広島のトリセツ」や「人生スイッチ」などが放送されました。「いいもの探し旅」や「怒れる食卓」といったコーナーも人気でした。

出演者も非常に多彩で、榮真樹、温海小嶋、大重麻衣らがメインキャスターを務めました。過去には、サブキャスターやコメンテーターとして、広島出身のタレントや専門家が多数参加し、幅広い視点を提供していました。特に北別府学や井筒智彦といった、異なるジャンルの専門家が出演することで、視聴者にとって日常生活に役立つ情報を充実させました。

特別番組とイベント背景

更に、特別番組も多く放送されました。たとえば、2017年には「原爆の日SP」として、原爆投下から72年を語る特集が組まれるなど、地域に根ざしたテーマでの情報提供も行われました。

広島ホームテレビ制作の番組は、このように地元のニーズに応える形へとシフトしていき、地元視聴者にとって安心・信頼できる情報源としての役割を果たしました。15年にわたる放送の歴史は、地域に深く浸透した情報メディアの象徴とも言えるでしょう。

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