HOMEフレッシュモーニング

HOMEフレッシュモーニング

『HOMEフレッシュモーニング』は、1987年6月1日から1995年12月29日まで広島ホームテレビで放送された朝の情報番組であり、広島県内の民間放送局では唯一の自社制作の番組でした。この番組は、地域の最新情報を提供し、視聴者の生活に寄り添った内容で多くの支持を集めました。

番組の背景

放送開始当初から多くの視聴者に親しまれた『HOMEフレッシュモーニング』は、時間帯が変わることもありましたが、基本的には月曜日から金曜日の7:30から8:15の時間に放送されました。この時間帯で視聴者は朝のひとときを楽しく過ごすことができたのです。

番組の特徴と魅力

自社制作の朝の情報番組として、大きな特長の一つは多彩な出演者とコーナーでした。司会を務めたのは広島ホームテレビのアナウンサーである伊藤みのり（旧姓：福川）やキャロル、坪井啓、西岡明彦など、地域に根ざした人物たち。これに加えて、森真喜夫（現在の森隆稀）や山田真理子といった個性的なキャラクターが揃い、多様な視点からの情報を提供しました。

また、番組には視聴者との距離を縮めるためのコーナーがいくつも用意されていました。「ナベさんのカープはおまかせ」では、元広島東洋カープの選手である渡辺弘基が最新の野球情報を紹介し、ファンの心情に寄り添いました。「BEPPIN」では、地域の美しい女性を紹介することで、広島の魅力を再発見する機会を提供しました。

音楽と共に県内各所の風景を映し出す「モーニングストリート」は、視聴者が朝の交通状況を把握するためのコーナーとしても人気がありました。このように様々なコーナーが、地域情報を広く提供し、視聴者の生活に役立つ内容を紹介していました。

終焉とその後

しかし、1995年末には、『HOMEフレッシュモーニング』と同時に放送されていた『たわわのTARZAN』が突然打ち切られるという事態が発生しました。この打ち切りは、1996年3月に始まる『西田篤史のテレビランド』の準備によるもので、番組の予告も無しに終了したことが多くの視聴者に衝撃を与えました。その後、1996年1月からは同時間帯で『新やじうまワイド』の放送が始まり、視聴者は新たな朝の情報を求めることとなりました。

終わりに

『HOMEフレッシュモーニング』は、その時期の広島における朝の情報番組として、視聴者の日常に密接に関わり、長い間愛されてきた存在でした。多彩な出演者と地域に根ざした内容によって、広島の朝を彩ったこの番組の記憶は、今でも多くの人々にとって大切なものであるといえるでしょう。

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