HUgE (雑誌)

「HUgE（ヒュージ）」は、講談社が2003年から2014年まで発売していた男性向けのファッション・カルチャー情報誌です。20・30代の男性を主なターゲットとし、ストリートファッションやモード系のスタイルを中心に、音楽、美術といったカルチャー関連の情報を発信していました。

特徴

ファッションとカルチャーの融合: ファッションに関する記事だけでなく、音楽や美術など、幅広いカルチャー情報を掲載。ファッションを切り口に、ライフスタイル全般を提案するような誌面構成が特徴でした。
外部スタッフによる制作: 編集長以外は社外スタッフで構成され、外部の編集プロダクションが制作を手がけていました。
リニューアル: 2012年と2014年にリニューアルを実施し、誌面のデザインや内容を刷新しています。

リニューアルの変遷

2012年～2013年: 綴じ方向を変更し、海外誌のようなテイストを取り入れました。また、1月と7月の発売をなくし、その直後の4月と10月号を「ファッション特大号」として、海外の有名ブランドの最新コレクションを紹介する内容に変更。判型も通常はB5サイズ、「ファッション特大号」ではA4変型判を使用していました。この時期の編集長は恩田良夫氏（元ホットドッグ・プレス編集長）で、株式会社EATerが編集・制作を担当していました。
* 2014年: 3・4月号を休刊し、編集長が恩田良夫氏から北野健一郎氏に交代。チーフファッションディレクターの右近亨氏が退任しました。「大人ファッショニスタ」をテーマに掲げ、高級車、時計、海外セレブのスナップなど、新たな記事を掲載。判型は電子書籍での閲覧を意識し、A5サイズに統一されました。しかし、このリニューアル後のスタイルで、2014年末に休刊となりました。

休刊後

チーフファッションディレクターであった右近亨氏は、リニューアル第1号と同じ2014年3月に創刊された『Them Magazine』の編集長に就任しています。

「HUgE」は休刊となりましたが、その革新的なスタイルと情報発信は、日本のメンズファッション誌に大きな影響を与えました。

もう一度検索