HYP39Div.

道楽息子（どうらくむすこ）

表情豊を主宰とする表現活動団体。旧称は「HYP39」、後に「HYP39Div.」と改称し、現在は「道楽息子」として活動している。演劇公演を中心に、多様な「いろいろ」な企画をプロデュースしているのが特徴である。

沿革

本団体は、2008年に「HYP39」として旗揚げされた。当初は特定の劇団員を持たないプロデュース公演の形式を採用しており、公演ごとに俳優を募り、終演と共に一旦解散するというスタイルを継続していた。この形式は、2012年に上演された第6回目の本公演まで続けられた。2013年 4月からは名称を「HYP39Div.」へと変更すると同時に、特定の所属俳優を擁する劇団としての活動を開始した。この移行により、より継続的な創作活動が可能となった。

主宰

表情豊（ひょうじょうゆたか）
1985年 7月10日生まれ、香川県善通寺市出身。身長155cm。団体の創設者であり、旧称「HYP39」および「HYP39Div.」時代から現在に至るまで、全ての公演において脚本と演出を手掛けている。作品創作だけでなく、俳優として出演も行い、さらにはコラム執筆やイラスト制作も担当するなど、多才な一面を持つ。上京後に複数の劇団で経験を積んだ後、個人でのプロデュース活動を開始したことが、現在の団体設立の契機となった。

在籍メンバー

劇団化以降、個性的な俳優たちが所属している。

津枝新平（つえだしんぺい）
1989年 2月11日生まれ、山口県出身。身長168cm。パシフィックカンパニー所属。HYP39時代の第二回公演「人間通」より参加している古株メンバー。専門学校在学中にHYP39名義で行われた舞台オーディションに参加したのがきっかけで、以降ほぼ全ての公演に出演している。犯罪者から幽霊まで、非常に幅広い役柄を演じ分ける演技力を持つ。
稲垣佑基（いながきゆうき）
1988年 5月11日生まれ、千葉県千葉市出身。身長164cm。HYP39時代の第五回公演「悪食」から参加。主宰の表情豊と外部の舞台で共演した際に、その独特な声質と動きが注目され、以降ほとんどの公演に参加している。
山崎丸光（やまざきまるみつ）
1987年 2月21日生まれ、長野県出身。身長170cm。「表情豊の自己軽薄セミナーVol.1」を通じてHYP39と関わりを持つようになる。劇団化のタイミングでより深く関わり、わずか5ヶ月で入団という異例のスピードでメンバー入り。脚本や演出、さらにはナレーションも手掛けるなど、多岐にわたる才能を発揮している。
金田侑生（かねだゆうせい）
1988年 2月24日生まれ、大阪府出身。身長170cm。HYP39Div.として劇団化するのに伴い参加したメンバー。人からの勧めがきっかけで応募し、入団に至った。劇団での活動に加え、主に映像分野での活動も積極的に行っている。
加順遥（かじゅんはるか）
1987年 2月10日生まれ、奈良県出身。身長161cm。HYP39Div.としての旗揚げ公演「オールナイトイッポン」に客演として初めて参加。その後も複数の公演に客演として出演し、特にそのコミカルで軽快な演技が評価され、2016年度に正式に劇団員として迎えられた。
三森あかね（みもりあかね）
1989年 7月19日生まれ、千葉県八千代市出身。身長158cm。HYP39Div.の第二回本公演「どんなことをしてほしいの、ぼくに」に客演として参加。その後の第三回本公演「仮定教師」を経て、正式に劇団員となった。ハスキーな声質と優れた身体能力を持ち、爆発力のある演技を得意とする。

以前に在籍していたメンバー

過去には、宮澤正芳、嶋田菜美らがメンバーとして活動していた時期がある。

公演履歴

団体の歴史において、様々な公演を行っている。以下に主な公演を列挙する（特記なき場合は表情豊による作・演出）。

HYP39時代

第一回公演「愛し愛されて生きるのさ」（2008年2月）
live1.5「Wonderful Wosh」（2008年6月）
第二回公演「人間通」（2008年10月）
live2.5「ゲリライモ」（2009年3月）
第三回公演「百足」（2009年11月）
第四回公演「サクラダファミリア」（2010年12月）
live4.5「万歳夫婦」（2012年 4月）
第五回公演「悪食」（2012年10月）
live 5.5「193」（2013年2月）
外部公演「表情豊の自己軽薄セミナーVol.1」（2013年 4月）

HYP39Div.時代

第一回本公演「オールナイトイッポン」（2013年10月-11月）
LIVE2 β「BETTER」（2014年7月）作演出：山崎丸光・表情豊
第二回本公演「どんなことをしてほしいの、ぼくに」（2014年7月）
第三回本公演「仮定教師」（2015年9月）
2016年度春公演〜男祭〜「ボーイズオンファイヤー」（2016年4月）
* 2016年度秋公演「至極滑稽亡者戯」（2016年10月）

これらの活動を通じて、団体はその表現の幅を広げている。

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