Halo 4

『Halo 4』概要

『Halo 4』は、マイクロソフトのXbox 360用ゲームソフトとしてリリースされ、343 Industriesが初めて手がけたシリーズ作品です。本作は、これまでのシリーズ本編『Halo 3』から5年の時を経て登場し、新たな物語が展開される「リクレイマー・サーガ」の導入となります。キャッチコピーは「An Ancient Evil Awakens」、いにしえの悪が目を覚ますという不気味な期待感を漂わせています。

開発とゲームモード

本作の開発は、従来のスタジオであったBungieから343 Industriesに移行しました。この新設スタジオには、BungieでHALOシリーズに関わっていた経験豊富なスタッフが多く在籍しています。ゲームプレイには、通常のキャンペーンモードのほか、オンラインおよびオフラインで楽しめるマルチプレイヤーモード、さらに『Spartan Ops』という新しいモードが含まれています。

Spartan Ops

『Spartan Ops』は、無料で配信される短編シナリオを通じてCo-opプレイができ、本編のストーリーを補強することが期待されていました。エピソード形式での配信は毎週行われ、約15分のミッションが5本程度用意される予定でしたが、2015年時点では未完のままとなっています。また、本作は通常版の他にリミテッドエディションが販売され、マップパックのダウンロード権や実写映像『Halo 4: Forward Unto Dawn』などが収録されています。

あらすじ

物語は、戦闘を終えたマスターチーフがAIのコルタナに見守られながらコールドスリープから目を覚ますところから始まります。彼は4年間の眠りから蘇り、コルタナの悲痛な呼びかけを聞きます。新しい舞台はフォアランナーによって造られた人工惑星「レクイエム」。彼は未知の敵であるプロメシアンや、新造船「UNSCインフィニティ」に引き寄せられ、新たな戦いに挑むことになります。

War Games

本作のマルチプレイヤーモード「War Games」は、UNSCインフィニティ内での軍事演習という設定で行われます。プレイヤーは出撃時に武器や能力を選択するロードアウト機能を使用でき、アーマーアビリティによる特殊能力やポイントによって各種要素を購入することが可能です。このように、個々のカスタマイズ性が大幅に向上しており、プレイヤーは自分なりのスタイルで楽しむことができます。

サウンドトラック

サウンドトラックは、これまでのシリーズの音楽を担当していたマーティン・オドネルに代わり、ニール・ダヴィッジが作曲を担当しました。また、オーディオディレクターにはメタルギアソリッドシリーズの戸島壮太郎が名を連ねています。

声優の変更

本作から、マスターチーフとコルタナの日本語吹き替え声優が変更されました。これまで担当していた谷昌樹と小池亜希子から、それぞれ小山力也と藤村歩に交代しました。343 Industriesの戸島壮太郎の意向で行われたこの変更はシリーズファンの反発を招き、署名活動にまで発展しました。なお、本国版の声優は変更されていません。

結論

『Halo 4』は、新たなスタートを切ったHALOシリーズの重要な一作であり、新しい物語とキャラクターの出現により、ファンや新規プレイヤーの興味を引き続けることでしょう。

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