Halo Wars 2

ヘイロー・ウォーズ2

『ヘイロー・ウォーズ2』は、343 IndustriesとCreative Assemblyが手掛けたリアルタイムストラテジーゲームです。この作品は2009年に発売された『Halo Wars』の続編で、発売から約半年後には追加DLCやキャンペーンを含むComplete版も登場しました。また、本作は「Xbox Play Anywhere」に対応しており、PCまたはXbox Oneでの購入者は、追加料金なしで他のプラットフォームでもプレイ可能です。

ゲームの背景

本作の舞台は、『Halo Wars』から28年後の2559年です。この時代は『Halo 5』とほぼ同時期に設定されており、プレイヤーキャラクターは前作と同じですが、冷凍睡眠状態だったために年齢はそのままとなっています。新たに登場する敵キャラクターは「バニッシュト」と呼ばれるコヴナントに反旗を翻した傭兵組織で、主なボスキャラクターはアトリオックスです。

ゲームシステム

『ヘイロー・ウォーズ2』には複数のゲームモードがあり、マルチプレイヤーを楽しむこともできます。ほとんどのモードでは、基地エリアに基地施設を建設し、ユニットを生成して敵と戦います。ユニットの数には制限があり、戦車や大型攻撃機は多くのスロットを要するため、戦略的なユニットの選択が求められます。強力な兵器は物資を大量に消費し、製造までの時間もかかります。

人類の基地は、前作から変更された名称やシステムを持っており、中央の建物によって海兵隊の生産やレベルアップが行えます。周囲にはサプライパッドやジェネレーター、武器庫などの建設が可能で、サプライパッドとジェネレーターは一段階強化できる点が特徴です。このようなシステムにより、前作のような大量生産で突撃を仕掛ける戦略は使用できなくなっています。

キャラクターとユニット

ゲームには多くの新しい敵キャラクターやユニットが追加されており、一部は前作では登場しなかったものも含まれています。ユニットやキャラクターは特有の能力を持つため、戦略の幅が広がり、プレイヤーは新たな戦術を駆使する必要があります。

評価

リリース時には、プロの批評家から概ね好意的な評価を受けました。ブラー・スタジオが制作したキャンペーンムービーのアニメーション品質は特に高く評価され、レビュアーはゲームが初心者にも親しみやすいとしながらも、経験者には戦略的深さが求められるゲーム性についても言及しました。ただし、キーボードとマウスの操作には改善点が残っているとの声もあり、一部の批評家には期待外れとされることもありました。一方で、ゲームパッドでのコントロールスキームは前作よりも強化された点が賞賛されました。

まとめ

『ヘイロー・ウォーズ2』は、リアルタイムストラテジーゲームとしての楽しさに加え、新たなストーリーやキャラクター、ユニットによってプレイヤーに新鮮な体験を提供する作品です。前作をプレイしたファンはもちろん、新しいプレイヤーもその魅力を感じながら楽しむことができるでしょう。

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