Holy Bedroom

『Holy Bedroom』の概要と中止の経緯

『Holy Bedroom』（ホーリー・ベッドルーム）は、音楽グループEnd of the Worldが発表した未リリースのミニアルバムです。このアルバムは、彼らの作品として2作目となる予定でしたが、残念ながら発売が中止される運命を辿りました。アルバムのテーマは「次のチャプターへ…。」であり、リリース形態はカセット、レコード、そしてデジタル配信を使った多様な形で予定されていました。

このプロジェクトの背後には、End of the Worldのクリエイティブ・ディレクターである和田直希の強い思いがあります。彼は「僕がEnd of the Worldを手掛けてからの集大成」と述べ、ファンにとっても特別な意味を持つ作品であることを示しました。

2023年2月17日、アルバムのリリース告知と予約受付が開始され、6月23日をリリース予定日として設定されました。しかし、リリース日が近づくにつれ、何か異変が生じ始めました。初めは、予定された日には配信が行われず、SNSにてその日の20時過ぎに延期が発表されました。この発表はファンにとって大きな驚きであり、アルバムを楽しみにしていた多くのリスナーの期待を裏切る形となりました。

さらに、アルバムと連動して、アパレルブランドのNeedlesとのコラボ商品も発売のスケジュールが変更されることが発表され、アルバムの遅延が影響を及ぼしていることが見て取れました。その後も変化は続き、9月6日には再び延期が報告され、終止符を打つ形でアーティスト側からリリースの見通しが立たないとの連絡が入りました。これには、終わりのない話し合いが続いていること、新たな動きを模索していることが含まれています。また、同時に彼らとレコード会社であるLANDとの契約が解除されたとの報告もあり、一層の不透明感が増しました。

最終的に、2024年5月15日にはLAND側から正式にリリース中止がアナウンスされ、公式にアルバムは市場に出ることがないと確認されました。今後のEnd of the Worldの動向については不明ですが、当初期待されていた7曲の具体的な内容は未だ世に出ていないままとなっています。ファンにとって、このような形での未発表アルバムの中止は非常に忌まわしいニュースですが、彼らの次なるチャプターに向けた歩みを期待せざるを得ません。

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