I Bodymo

i Bodymo：携帯で始める健康管理

NTTドコモが提供していたiモードコンテンツ「i Bodymo」は、携帯電話を活用した健康管理サービスでした。GPS、歩数計、加速度センサーなど、携帯電話の機能を効果的に組み合わせることで、手軽に健康状態を把握し、管理することを可能としていました。月額料金は157.5円（最初の30日間は無料）という手軽さも魅力でした。

多彩な機能で健康をサポート

i Bodymoは、単なる歩数計アプリではありませんでした。多様な機能が統合され、ユーザーの健康管理を包括的にサポートする設計となっていました。主な機能は以下の通りです。

運動管理機能

歩数カウント: 歩数計内蔵機種であれば自動で歩数をカウント。非対応機種でもGPSによる計測に対応していました。
ペース通知: ランニング中にリアルタイムでペースを通知し、効率的なトレーニングをサポートしました。
地図連動: ジョギングコースを地図上に表示。ルートだけでなく、標高やラップタイムも記録することで、トレーニング内容の分析に役立ちました。一部機種では非対応。
加速度センサー連動: 携帯電話の加速度センサーを用いたエクササイズで、柔軟性や敏捷性などを測定。消費カロリーやスコアなども表示し、記録しました。

食事管理機能

食事チェック: メニューを検索、登録することで、摂取カロリーを記録。直近7日間の食事内容から、最適なメニューをアドバイスする機能も備えていました。

ゲーム連携とモチベーション維持

旅ゲーム: 歩いた距離に応じて日本を旅するゲームやすごろくゲームと連携。楽しみながら運動を継続するモチベーション維持をサポートしました。
i Bodymoで発見!! たまごっち: 太ってしまったたまごっちを運動で元の姿に戻すゲーム。遊び心のある要素が健康管理への継続意欲を高めました。
ランキング表示: 全国ランキングで自分の位置を確認でき、競争心を刺激し、モチベーションの維持に役立ちました。

メダルシステムとドコモポイント交換

歩数に応じて「メダル」を獲得。このメダルは、ゲームアイテムやデコメ絵文字などに交換できるだけでなく、2011年6月1日からはドコモポイントに交換できるようになりました。ドコモポイントは携帯電話の購入代金や様々な景品と交換することが可能でした。

対応機種とサービス終了

対応機種はGPS標準搭載の903iシリーズ以降が中心でした。歩数計機能や加速度センサーの搭載状況によって、利用できる機能が異なりました。一部機種では地図連動機能に対応していませんでした。また、音楽再生機能と同時利用できる機種も存在しました。

残念ながら、i Bodymoは現在はサービスを終了しています。しかし、その革新的なサービス内容は、現在の様々な健康管理アプリの先駆けとして、その存在感を示しています。当時利用していたユーザーにとっては、懐かしい思い出と共に、健康管理への意識を高めてくれたサービスとして記憶されていることでしょう。

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