I'll be Travelin' Home

小柳ゆきの6thオリジナルアルバム『i'll be Travelin' Home』は、2004年11月24日にワーナーミュージック・ジャパンより発売されました。前作『Type』から約1年2ヶ月ぶりとなるこのアルバムは、17thシングル「Crystal Days」と同時発売され、大きな話題を呼びました。

アルバムには、先行シングル「Love knot 〜愛の絆〜」や「Crystal Days」に加え、ロンドン滞在時にレコーディングされた英語詞の楽曲、帰国後に東京で制作された新曲などが収録されています。これらの楽曲は、小柳ゆきの多彩な音楽性を反映しており、バラエティ豊かなサウンドを楽しむことができます。

収録曲は以下の通りです。

1. I'll be Travelin' Home
2. Crystal Days <album version>
3. Nothing to do, boy
4. Orange Trip <Sunrise-Mix>
5. Crime
6. Dirty tune
7. Can't love you again
8. Do You Love Me Who Is A Girl, Or Do You Love My Me? <version from Tokyo>
9. Love knot 〜愛の絆〜 <album version>
10. Super Sexy Woman
11. Do You Love Me Who Is A Girl, Or Do You Love My Me? <version from London>
12. The song with sorrow words <version from London>
13. All Alone <Crime-English version>
14. Orange Trip <Sunset-Mix>

アルバム全体を通して、ロンドンと東京という異なる場所で制作された楽曲が収録されている点が特徴です。ロンドンでレコーディングされた楽曲は、異国情緒あふれる雰囲気を持っており、小柳ゆきの新たな一面を垣間見ることができます。一方、東京で制作された楽曲は、より洗練されたサウンドが特徴で、彼女の卓越した歌唱力を堪能することができます。

また、本作には、シングルとしてリリースされた楽曲のアルバムバージョンも収録されています。「Crystal Days <album version>」は、17thシングルのアレンジバージョンであり、シングルとは異なる魅力を放っています。また、「Love knot 〜愛の絆〜 <album version>」も、16thシングルのアルバムバージョンとして収録されており、より深みのあるサウンドに仕上がっています。

作詞は、小柳ゆき自身が手がけた楽曲のほか、MIZUE、こなかりゆ、NAOMIなどが参加しています。作曲は、Joey Carbone、A.Mazza、日高慶典、片岡大志、原一博、織田信男などが担当しており、多彩なクリエイターが集結しています。編曲は、斎藤仁、Pacific Coast Recordings、G.Zou、片岡大志が手がけており、それぞれの楽曲の個性を際立たせています。

『i'll be Travelin' Home』は、小柳ゆきの音楽的な探求心と表現力が結実した作品であり、彼女のキャリアの中でも重要な位置を占めるアルバムと言えるでしょう。

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