INTER X-PRESS

BAYFMで1995年10月に放送を開始した「INTER X-PRESS」は、洋楽に特化したラジオ番組です。2021年10月には放送開始から26周年を迎えるなど、四半世紀以上にわたり多くの音楽ファンに愛され続けている、BAYFMを代表する長寿番組の一つと言えます。現在は門脇知子がディスクジョッキー（DJ）を担当しており、毎週月曜日から木曜日までの19時から20時39分にかけてオンエアされています。

番組の歴史と変遷

番組がスタートした1995年当時から、世界の最新洋楽情報をリスナーに届けることを主眼としてきました。かつては、邦楽に焦点を当てた姉妹番組「INTER X-PRESS JAPAN」も parallel に放送されており、そちらは島村幸男や本多慶子がDJを務めていました。これにより、洋楽と邦楽、それぞれのシーンを深く掘り下げる BAYFM の姿勢が示されていました。長年の歴史の中で、DJ交代や放送時間の変更などを経て、現在のスタイルに落ち着いています。

現在の主なコーナー構成

現在の「INTER X-PRESS」は、オンエア時間内に複数のパートで構成されており、様々な角度から洋楽や関連情報を提供しています。

オープニング: 19時の放送開始とともに、番組のスタートを告げるパートです。
Daily Mix / Latest Vibes / Today's Pick Up / Between The Lines: これらの時間帯では、日替わりで最新のヒット曲や注目のアーティスト、テーマに沿った選曲などが紹介されます。リスナーはこれらのパートを通じて、世界の音楽シーンの「今」を知ることができます。
8時のクイズ: 20時台の冒頭に行われる、リスナー参加型の人気企画です。毎日クイズが出題され、リスナーは番組中に電話やメールなどで解答を送ります。正解はエンディングで発表され、多くのリスナーが知力を試す場となっています。
BAYFM TRAFFIC UPDATES: 19時台と20時台の二度、放送される生活情報パートです。DJ門脇知子の呼びかけにより、首都高速センターから最新の道路交通情報が伝えられます。ちなみに、20時台の情報は2024年3月まで九段センターのキャスターが担当していました。
TOMOROW's WEATHER: 19時台後半に放送される天気予報です。ウェザーニューズと生中継を結び、同社のキャスターとの軽快な掛け合いを通じて、詳しい明日の天気を伝えます。
エンディング: 20時36分頃から始まる、番組の締めくくりとなるパートです。8時のクイズの正解発表が行われ、最後にDJ門脇知子からの短いメッセージで番組が終了します。

番組を巡る出来事

長年の放送の中では、予期せぬ出来事も発生しました。DJ門脇知子の不在時には、他のDJがピンチヒッターとして番組を支えました。

2017年3月27日には、DJ門脇知子が交通渋滞に巻き込まれ、放送開始から約40分遅刻するという珍しい事態が発生しました。この時、急遽前番組「The BAY☆LINE」を担当していたきゃんひとみが代理DJとして番組の冒頭を見事に繋ぎました。
2019年3月19日には、門脇知子が喉の不調を訴え番組を休演しました。この回の代理は、「bayfm It!」を担当していた春原佑紀が務めました。春原氏によると、門脇本人は喉以外の体調は良好で、スタジオの外から最後まで番組を見守っていたとのことです。
* 2023年1月24日から26日にかけては、門脇知子が体調不良のため休演しました（後に新型コロナウイルスに感染していたことが公表されました）。24日は春原佑紀が代理を務め、続く25日と26日にはALAN Jがそれぞれピンチヒッターとして登場しました。

門脇知子と関連番組

現在のDJである門脇知子は、「INTER X-PRESS」以外にもBAYFMでいくつかの番組を担当していました。例えば、木曜日の19時から放送されていた邦楽専門番組「J-POP GOLD」は2016年3月まで担当していました。また、2020年2月から9月にかけては、日曜日の夕方放送の「SUNDAY MUSIC FLOAT」でもDJを務めていました。これらの活動を通じて、門脇知子はBAYFMリスナーにとって親しみ深い存在となっています。

「INTER X-PRESS」は、最新の洋楽情報を軸に、リスナー参加企画や生活情報を織り交ぜながら、長年にわたり BAYFM の夕方の顔として多くの人々に愛され続けている番組です。

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