IPad mini 4

iPad mini 4：詳細解説

iPad mini 4は、Appleが開発・販売していたタブレット型コンピュータです。2015年9月9日（現地時間）に開催された「Special Event September 2015」で、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、12.9インチiPad Pro (第1世代)、Apple TV HDと共に発表され、同日に発売されました。

基本スペックと特徴

iPad mini 4は、前モデルのiPad mini 3から大幅な刷新が行われました。特に、iPad Air 2のスペックをベースとしたアップデートが特徴です。具体的には、以下の点が挙げられます。

デザイン: フルラミネーションディスプレイを採用し、薄型・軽量化を実現。ダイレクトボンディング技術により、画面の不要な反射を低減しています。
バッテリー: 薄型化に伴い、バッテリー容量はわずかに減少しましたが、Air 2やProと同様に、本体横の消音兼回転スイッチが省略されました。
ストレージ: ストレージ容量は16GB、32GB、64GB、128GBのモデルがあり、外装色はシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色が展開されました。
CPUとメモリ: CPUはApple A8に変更され、メモリは2GBを搭載。iOS 9で強化されたマルチタスク機能「Split View」に対応し、画面を分割して2つのアプリを同時に表示できるようになりました。
その他の機能: iPad Air 2と同様に、モーションコプロセッサM8、気圧計、指紋認証システムのTouch IDを搭載しています。

カメラ機能

カメラ機能も強化されており、iPad Air 2と同様の性能を持っています。

iSightカメラ: 外側のiSightカメラは800万画素センサーを採用し、バーストモードによる連写や120fpsのスローモーションビデオ撮影に対応しています。
FaceTimeカメラ: 内側のFaceTimeカメラは、F値2.2のレンズを採用しています。

通信システム

通信システムは、iPad Air 2の機能を継承しています。

Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/acに対応し、MIMO（HT80）と合わせて最大866Mbpsの通信速度を実現します。
LTE: 下り最大150MbpsのLTE通信に対応し、TD-LTE（WiMAX2+、AXGPを含む）やキャリアアグリゲーション、Apple SIMにも対応しています。
Bluetooth: Bluetooth 4.2に対応しています。

販売終了までの経緯

iPad mini 4は、発売後いくつかのモデル変更を経て販売終了となりました。

2016年9月: 16GBモデルと64GBモデルの販売を終了し、新たに32GBモデルを設定。128GBモデルは値下げされました。
2017年3月: iPad (第5世代) の発表後、32GBモデルの販売を終了し、値下げされた128GBモデルのみが販売されました。
* 2019年3月: iPad mini (第5世代) が発売され、iPad mini 4は販売終了となりました。

iPadモデルの変遷

[iPadモデルの変遷図を挿入（横スクロール可能）]

まとめ

iPad mini 4は、小型ながらも高性能なタブレットとして、多くのユーザーに利用されました。iPad Air 2のスペックをベースに、薄型・軽量化、高性能CPU、高画質カメラ、マルチタスク機能など、当時の最新技術が詰め込まれていました。

外部リンク

[公式ウェブサイト]（ここにリンクを挿入）

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