ISAO (格闘家)

ISAO：2階級制覇を成し遂げた総合格闘家の軌跡

ISAO（イサオ）は、1988年10月28日生まれの日本の総合格闘家です。宮城県大崎市古川出身で、現在はNEVER QUIT所属。パンクラスではライト級とフェザー級の両階級で王者に輝き、その実力と人気を兼ね備えたファイターとして知られています。

柔道から総合格闘技へ

ISAOの格闘技人生は、柔道から始まりました。柔道の指導者である父・小林信之の影響を受け、幼少期から柔道を始め、盛岡中央高等学校時代には岩手県高校総体で73kg級と団体で優勝するなど、高い実力を身につけました。しかし、プロレス好きだった彼は、総合格闘技への興味も持ち合わせていました。

2007年、ISAOは上京し、坂口道場に入門。本格的に総合格闘技の道を歩み始めます。2009年にはプロとしてデビューし、数々の戦いを経験することで着実に実力を高めていきました。

パンクラスでの活躍と2階級制覇

ISAOのキャリアにおいて、パンクラスでの活躍は特筆に値します。2011年にはパンクラスライト級GPで優勝、続く2012年にはライト級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで勝利し、王座を獲得しました。その後、フェザー級に転向し、2019年にはフェザー級王座を統一、見事2階級制覇を達成しました。これは、彼の高い適応能力と卓越した格闘センスを証明する偉業と言えるでしょう。

パンクラスでの活躍以外にも、ISAOは海外の舞台にも挑戦しました。Bellatorで2試合を経験したものの、残念ながら敗戦を喫し、その後Bellatorをリリースされました。しかし、彼はそこで諦めることなく、日本の舞台で再び活躍の場を見つけました。

幾多の苦難を乗り越え

ISAOのキャリアは順風満帆ではありませんでした。2014年にはDEEPとの対抗戦で敗北を経験、2015年にはBellatorで初の一本負けを喫するなど、幾多の苦難を経験してきました。また、2018年には離婚を発表するなど、私生活でも大きな変化がありました。

しかし、これらの困難を乗り越えてきたからこそ、ISAOは現在の強さを身につけたと考えられます。彼は常に前向きな姿勢を保ち、努力を続け、幾多の試練を乗り越えてきました。

最新の戦績と今後の展望

2023年11月17日、Bellator 301でイーブス・ランドゥーと対戦し、判定負けを喫しました。今後の展望はまだ不明ですが、彼の経験と強靭な精神力から、更なる活躍が期待されます。

ISAOのキャリアを彩るエピソード

2016年、プロレスラーの木村響子さんと結婚。
2017年、所属ジムを坂口道場一族からNEVER QUITに移籍。
* パンクラスでの活躍以外にも、修斗やDEEPなどの様々な団体で試合経験を積んでいる。

ISAOは、常に挑戦を続け、進化を続ける総合格闘家です。彼の今後の活躍から目が離せません。

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