ITTA

ITTA - 奇妙な世界の冒険

『ITTA』は、アメリカの独立系ゲームスタジオGlass Revolverが開発し、Armor Games Studiosからリリースされたアクションシューティングゲームです。本作は、現実と幻想の境界が曖昧な「庭園」という名の独特な世界観が特徴で、プレイヤーは主人公の少女イッタとして、数々の試練に挑むことになります。

ゲームの概要

イッタは、血まみれで息絶えた家族のそばで目を覚ますところから物語が始まります。彼女は状況を把握できないまま、猫の姿をした幽霊と共に旅に出発します。この旅の目的は、様々なボスキャラクターとの対決です。これらのボスは、弾幕系シューティングゲームを思わせる大量の弾を放つため、イッタはリボルバーなど多様な武器を駆使して立ち向かいます。

開発の背景

『ITTA』は、ほぼ一人で開発された作品で、依頼主のジェイコブ・ウィリアムズが全てのゲームデザインを手掛けました。彼は過去に精神病棟に入院していた経験があり、その初日にこのゲームのアイデアを思いつきました。タイトルの「ITTA」は日本語の「行った」が基になっており、ゲーム内のテーマとも深く結びついています。開発に際しては、アクションアドベンチャーゲームの『ゼルダの伝説』とアクションシューティングゲームの『Nuclear Throne』の要素を組み合わせることから始まりましたが、進行するにつれてボス戦に特化した方向性が強まったとのことです。それにより、『Titan Souls』や『ワンダと巨像』のアプローチを取り入れることになりました。

ゲームプレイ

プレイヤーは、正面見下ろし視点で三つのエリアに点在する洞窟内部のボスを次々と倒すことを目的とします。不思議なことに、ボス戦以外ではイッタを攻撃する敵は登場しません。この独自なシステムによって、ボスとの一騎打ちに集中できるようになっています。

イッタは「スピリットウェポン」と呼ばれるさまざまな武器を使用します。初期状態ではリボルバーを手にしますが、冒険を進めることで新しい武器を見つけ出し、鍛冶師のもとで強化することができます。また、プレイヤーは「オーバーロード」という能力を進行中に習得できます。これにより、敵からの弾を間一髪でかわすことで専用ゲージが溜まり、満タンになると一時的に無敵状態や攻撃力の増加を得られます。この要素が戦闘の戦略に深みを与えています。

まとめ

『ITTA』はその独特なストーリーと緻密なボス戦が魅力のゲームです。深いテーマ性を持ちつつ、プレイヤーに達成感を与えるボス戦が多くのユーザーに支持されています。アクションシューティングゲームに新たな体験をもたらす『ITTA』は、インディーゲームの新たな可能性を示しています。

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