IZUMO2 -学園狂想曲-

IZUMO2 -学園狂想曲-：現代を舞台にした学園ラブコメ

「IZUMO2 -学園狂想曲-」は、Studio e.go!が開発したアダルトゲーム『IZUMO2』の続編です。前作とは異なり、舞台は現代日本。日本神話の世界「ネノクニ」ではなく、主人公たちが通う学園が物語の中心となります。そのため、ゲームジャンルも前作の伝奇RPGから学園ラブコメAVGへと変化しています。前作のどのエンディングからも独立した物語が展開され、前作から間もない時期が舞台となっています。キャラクターデザインはStudio e.go!お馴染みの山本和枝氏が担当し、前作からのキャラクターに加え、魅力的な新キャラクターも多数登場します。2008年にはGN SoftwareよりPlayStation 2向けに『IZUMO2 -学園狂想曲- ダブルタクト』として移植版が発売され、CEROレーティングは12才以上対象となっています。

ストーリー：平穏な日常が突如崩れる

ヒミコ軍と人間軍の戦いが終結し、平和な日常を取り戻した猛たち。しかし、その平穏は、ネノクニから現代へとやってきたサクヤの出現によって打ち砕かれます。サクヤの後を追って、自称婚約者であるニニギも現代世界に現れます。この出会いがきっかけで、猛とニニギは微妙な関係に陥りますが、事態は収束し、サクヤとニニギは猛の祖父・六介の計らいで、猛たちが通う出雲学園に入学することになります。しかし、これが新たな騒動の始まりだったのです。

登場人物：個性豊かなキャラクターたち

本作には、前作からのキャラクターに加え、個性豊かな新キャラクターが登場します。

八岐 猛（やぎ たける）：主人公の一人。周囲の女性から好意を持たれていますが、まだ誰とも深い関係には至っていません。サクヤの突然の婚約宣言によって物語は大きく動き出します。
大斗 剛（やまと たけし）：主人公のもう一人。前作ではヒミコと共にネノクニに残っていましたが、ニニギを追って現代に戻ってきます。六介の計らいで復学を果たしますが、親が決めた婚約者・汀の登場により、複雑な状況に巻き込まれます。
ニニギ：本作の新キャラクター。サクヤの婚約者と名乗り、猛と対立します。実はサクヤの異母兄で、アマテラスの姉であるツクヨミの子孫です。
鈴木：猛の悪友。美人に目がないトラブルメーカーで、本作では物語に大きく関わってきます。
サクヤ：ネノクニの巫女で、本作のメインヒロイン。ニニギの求婚から逃れるため、現代にやってきます。
冬木 凪（ふゆき なぎ）：出雲学園の産休代理教師。実は前作に登場した精霊・楓の転生体で、本作の裏ヒロイン的な存在です。
白鳥 琴乃（しらとり ことの）、白鳥明日香（しらとり あすか）：猛の幼なじみ。琴乃は家事が得意で、明日香は弓道部所属です。
逢須 芹（おおす せり）：猛の許婚を自称する少女。空手部所属ですが、空手の実力は…。料理の腕前も独特です。
北河 麻衣（きたがわ まい）：学生会長で、猛のクラスメイト。ネノクニ出身で、学園では問題児たちのまとめ役として活躍します。
ヒミコ：前作では猛たちと敵対していましたが、今作では剛と共に現代にやってきます。剛とは相思相愛の関係ですが、婚約者・汀との間で三角関係が展開します。
倉島 汀（くらしま みぎわ）：剛の婚約者。陽気で自信に満ち溢れた性格で、ヒミコとはライバル関係になります。実はヤマタノオロチの転生体です。
その他：前作からの精霊たちも登場し、現代生活に適応しようと奮闘します。また、剛の父親や、琴乃と明日香の母親など、新たなキャラクターも登場します。

システムと特徴

本作は、前作とは異なる現代を舞台とした学園生活を背景に、恋愛要素やコメディ要素を多く含んだAVGです。前作に登場したキャラクターたちのその後や、新たなキャラクター同士の関係性、そして現代社会での出来事が複雑に絡み合い、予測不能な展開が魅力です。また、PS2版『ダブルタクト』では、限定版オリジナルドラマCDなどの特典も用意されています。

まとめ

「IZUMO2 -学園狂想曲-」は、前作「IZUMO2」の世界観を継承しつつ、現代という新しい舞台で展開される、魅力的な学園ラブコメAVGです。個性豊かなキャラクターたち、そして予測不能なストーリー展開は、多くのプレイヤーを魅了することでしょう。前作ファンはもちろん、新規プレイヤーも楽しめる作品となっています。

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