If or…

舞台『If or…』シリーズの魅力

『If or…』（イフ オア）は、関ジャニ∞の村上信五が作・演出・出演する一人舞台のシリーズで、2009年に初演されて以来、2020年まで毎年上演されてきました。2020年には、一夜限りの生配信公演が行われ、作品の新たな魅力が引き出されました。この舞台は「もしも村上が○○だったら」といったユニークな設定のもと、様々なエンターテインメントの要素を組み合わせて展開される意欲的な作品です。

アプローチと成長

このシリーズは初演以来、毎年新たな演目に挑戦し続けており、殺陣やダンス、コントなど多彩なパフォーマンスを駆使して1人舞台の可能性を広げています。村上は「今が一番いいかなって思う」と語り、観客との対話を大切にしたこの作品へのコミットメントが伺えます。特に第10作『-Ⅹ』の千秋楽では、通算公演回数300回を迎え、これを節目として充電期間を設けることが発表されました。さらに、特製DVDとして『-Ⅹ』が発売され、その中には過去の作品のダイジェスト映像も収められています。

定期公演とその変遷

ほとんどの公演は東京グローブ座と大阪サンケイホールブリーゼで行われ、観客は村上の独自の世界観に没入できます。2019年からは「もしも塾」というタイトルの新しい舞台も上演されており、こちらは村上がプロデュースしているものの、後輩を主役に据えた内容になっています。

各公演の内容と演出

シリーズ第1作から第9作まで、各作品は独自のコーナーを持ち、観客を楽しませる創意工夫が凝らされています。たとえば、初演では「もしも村上が他のグループだったら」といったテーマで様々な衣装で登場し、観客の笑いを誘いました。続く第2作ではパントマイムや教師シリーズが展開され、演技の幅を広げました。

また、第6作では、「おかん」というキャラクターを中心に様々なコントや演出が行われ、感情豊かなストーリーが観客に感動を与えました。やがて第9作では、村上ファンのキャラクターが登場し、視覚的な演出と観客との交流がテーマにされるなど、常に新しい挑戦が続いています。

特別版『If or…NEO』

シリーズの特別編として行われた『If or…NEO』は、視聴者との双方向的なやり取りが特徴です。村上が考案したアンケートに基づいた演出や、ライブ配信ならではの臨場感ある空間が創出され、多くの視聴者から支持を受けました。

結論

『If or…』シリーズは、村上信五の才能を存分に発揮した舞台であり、エンターテインメントの新たな形を提示しています。観客参加型の演出や多彩な演技は、年を重ねるごとに進化しており、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。村上の次の挑戦がどのように彩られていくのか、ファンであれば見逃せないシリーズとなるでしょう。

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