Itch.io

itch.io：インディーゲーム開発者のためのプラットフォーム

itch.ioは、インディーゲーム開発者にとって重要な存在感を放つ、ゲームの開発、販売、ダウンロードを支援するオンラインプラットフォームです。2013年3月、リーフ・コーコラン氏によって設立され、現在では世界中のインディーゲームクリエイターとプレイヤーが集まる活気あるコミュニティとなっています。

itch.ioの歴史

itch.ioの前身は、pay-what-you-want（好きな金額を支払う）方式を採用した「leafo.net」という個人サイトでした。当初はゲーム販売というよりは、開発者自身のゲームを展示するための、カスタマイズ可能なホームページの提供を目的としていたようです。しかし、インディーゲームシーンの成長と共に、itch.ioはより包括的なゲームプラットフォームへと進化を遂げました。

2015年には、1万5000を超えるゲームやプログラムが公開され、その規模は急速に拡大。同年12月には、Windows、macOS、Linuxに対応したデスクトップアプリケーションをリリースし、ユーザー体験の向上に貢献しました。このアプリは現在でも、itch.ioゲームをプレイする最適な方法として推奨されています。2016年7月には、公開されているゲームやコンテンツは4万件に達するなど、成長を続けています。

itch.ioの収益モデル

itch.ioは、開発者にとって魅力的な収益モデルを提供しています。開発者は、プラットフォーム上で販売したゲームから収益を得ることができ、2015年5月時点では、開発者への支払総額は51,489ドルに達していました。

itch.io独自のシステムとして、pay-what-you-want方式が挙げられます。開発者はゲームの最低価格（無料を含む）を設定できますが、プレイヤーは、ゲームの価値に見合う金額を自由に支払うことができます。このシステムは、開発者とプレイヤー双方の自由度を高め、コミュニティの活性化に貢献しています。

さらに、itch.ioは、売上に対してデフォルトで10％の手数料を徴収しますが、開発者はこの手数料率を調整することも可能です。また、ビットコインなどの暗号通貨による決済にも対応しており、多様な支払い方法を提供しています。

itch.ioの特色

itch.ioは、単なるゲーム販売プラットフォームではありません。開発者とプレイヤーのコミュニティを育み、インディーゲーム文化の発展に貢献する存在です。その特色として以下が挙げられます。

柔軟な課金システム: pay-what-you-want方式により、開発者とプレイヤーの双方にとって柔軟性の高いシステムとなっています。
多様なゲームジャンル: 幅広いジャンルのインディーゲームが公開されており、プレイヤーは様々なゲーム体験を楽しむことができます。
活発なコミュニティ: 開発者とプレイヤー間の活発なコミュニケーションが、プラットフォームの活性化に繋がっています。
デスクトップアプリケーション: 快適なゲームプレイを可能にするデスクトップアプリケーションを提供しています。

itch.ioは、今後もインディーゲーム業界において重要な役割を担い、世界中のクリエイターとプレイヤーを繋ぐプラットフォームとして発展を続けると考えられます。

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