JリーグDAZNニューイヤーカップ

JリーグDAZNニューイヤーカップ

JリーグDAZNニューイヤーカップは、2015年から2017年にかけて実施された、公益社団法人日本プロサッカーリーグが主催するプレシーズンマッチです。この大会は、日本プロサッカーリーグに所属するクラブが参加し、シーズン開始前の調整の場として重要な役割を果たしました。特に、各クラブが集中的にキャンプを行う宮崎県、鹿児島県、沖縄県で試合が行われることで、地域のJリーグのプロモーションにも貢献しました。

大会は「Jリーグ・スカパー！ニューイヤーカップ」として2015年と2016年に開催され、スカパーJSATが主催に参加しました。これにより、試合はBSスカパー！とスカチャンで全試合生中継され、観客は無料で観戦できる取り組みが行われました。また、参加クラブ間での順位に応じた賞金が設定され、全体として大会の注目度を高める手段となりました。

宮崎ラウンドと鹿児島ラウンド

2015年度の大会は、宮崎ラウンドと鹿児島ラウンドの2つのラウンドに分かれて開催されました。各ラウンドでは独立したリーグ戦形式で、勝ち点、得失点差、総得点数の順に順位が決定されました。この年から新たに設けられたテーブルにおいては、エントリーされる選手の数や交代枠も通常よりも緩和されました。

主催は公益社団法人日本プロサッカーリーグおよびスカパーJSATであり、主管として宮崎県および鹿児島県のサッカー協会も関与しました。優勝したクラブには300万円の賞金や優勝杯が授与され、2位や4位にもそれぞれ賞金が支給されました。

2016年度には新たに沖縄ラウンドが加わり、プレシーズンマッチへの参加クラブも増えました。J3リーグからの参加も初めて実現し、12のクラブがそれぞれのラウンドで熱戦を繰り広げました。

2017年度の変化

2017年にはDAZNがテレビ放送権を取得し、大会名称も「JリーグDAZNニューイヤーカップ」に変更されました。この年はFC東京、東京ヴェルディ、清水エスパルスが不参加となる一方で、横浜FCとV・ファーレン長崎が初参戦しました。同年の大会でも全試合がDAZNで生中継され、さらに多くのファンに楽しんでもらえる内容となっています。

まとめ

JリーグDAZNニューイヤーカップは、Jリーグ所属のクラブがプレシーズンにおいて競い合う場として、多くの期待と注目を集めた大会でした。その結果、クラブの強化や地域プロモーションにも大きな貢献を果たし、サッカーファンに親しまれるイベントとなっていました。ただし、2018年度以降はこの大会が開催されることはなく、今後の継承イベントがどのように展開されるか注目されます。

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