JA広島果実連

JA広島果実連株式会社について

JA広島果実連株式会社は、広島県内における果実の出荷促進を専門に行っている企業です。この会社は、農業協同組合の中でも指導的な位置にあり、地元農業の発展に寄与しています。広果連や広島県果実連とも呼ばれ、地域の特色を活かした事業を展開しています。

歴史

当社の始まりは1948年に遡ります。当初は「広島果実販売農業協同組合連合会」として発足し、1956年には「広島県果実農業協同組合連合会」と改称されました。この時期、販売中心の事業から生産と販売の両方にわたる指導を行う連合会へと発展を遂げました。1974年には構造改革が行われ、非出資連合会から出資連合会に改組。この改組を機にダンボール工場を設立し、全国に先駆けて木箱からダンボールに出荷容器を切り替える取り組みを推進しました。

2025年には、JA全農ひろしまが完全出資する株式会社として改組され、現在の社名であるJA広島果実連株式会社へと変更されました。

事業内容

JA広島果実連では、県内の農業協同組合をリードしつつ、販売促進や広報活動を行っています。さらに、フルーツゼリーやジュースといった加工品の企画開発や生産にも注力しており、幅広い商品群を展開しています。最近では輸出にも挑戦し、広島の果実を世界に届けるための取り組みを強化しています。

主要品目

JA広島果実連が扱う主な果実には、ぶどう、ナシ、そして柑橘類（レモンやはるかなど）があります。これらの果物は品質が高く、地元消費者のみならず広域市場でも評価されています。

事務所と拠点

本社は広島県東広島市に位置し、ダンボール工場は竹原市にあります。また、東京、大阪、広島の各支所を通して、全国各地との連携を図っています。これにより、各地の市場のニーズに応じた柔軟な営業が可能となっています。

地域ブランドと活動

JA広島果実連では、「広島レモン」として地域団体商標を登録し、レモンの栽培基準を設定して販売を管理しています。2014年には人気アイドルグループAKB48・NMB48のメンバーである市川美織さんを「広島レモン大使」に任命し、その役割の下で広島レモンのPR活動を推進しました。

このように、JA広島果実連株式会社は地域の果実を使用した多彩な事業を展開し、広島県の農業振興に貢献しています。今後もさらに発展した活動を期待されています。

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