JDリーグ

JDリーグとは

JDリーグ（Japan Diamond Softball League）は、日本女子ソフトボールリーグ機構が主催する女子ソフトボールの国内最高峰リーグです。2016年に発表されたB.LEAGUE以降、国内の多くのスポーツリーグがプロ化を視野に入れて改革を進めている中、JDリーグは異なるアプローチを取っています。このリーグでは、チーム運営の法人化を義務付けず、自立した形での運営を促しています。

歴史

JDリーグは2020年9月30日に一般社団法人日本女子ソフトボールリーグが設立されたことから始まります。設立後、「女子ソフトボールリーグ活性化プロジェクト」に基づき、2022年に新しいリーグの創設を目指して準備を進めました。

2021年6月29日には、2022年春に開幕する新リーグ名が「JD.LEAGUE」とされ、参加する16チームも決定しました。同年12月7日には初年度のリーグ戦が2022年3月28日に行われることが確認され、冠スポンサーにはニトリが名を連ね、「ニトリJD.LEAGUE2022」としてスタートします。

参加チームおよび対戦方式

JDリーグには、東地区と西地区にそれぞれ8チーム、合計16チームが参加しています。各地区のチーム同士は「地区シリーズ」で対戦し、ホームゲームと中立地域でのツアーゲームを通じて、多くの試合が展開されます。地区ごとの勝率に基づいて順位が決まりますが、下位リーグとの入れ替えは行わないため、安定したリーグ運営が可能です。

シーズン日程

レギュラーシーズンは各チームが年間29試合を行い、特に地区シリーズではホームとアウェイそれぞれ2回戦ずつを戦います。他地区のチームとの「交流戦シリーズ」も設けられており、こちらは1回戦制です。

特別ルール

JDリーグでは、基本的に「オフィシャルソフトボールルール」を準用していますが、一部特別なルールが存在します。例えば、7回終了時に同点の場合には8回の攻撃をノーアウト2塁からスタートする制度が採用されています。引き分けも導入されており、天候不良などの理由で試合が終了する際は同点となることもあります。得点差によるコールドゲームや、サスペンデッドゲームは適用しない方方針です。

ポストシーズン

レギュラーシーズンが終了した後、各地区の上位3チームとワイルドカードで選出された1チームの合計7チームがポストシーズンに進出します。ポストシーズンではトーナメント形式で勝者を決定し、優勝者がJDリーグの年間チャンピオンとなります。

従来の優勝チーム

過去の優勝チームについての情報もリーグの重要な側面です。リーグの開催を通じて、女子ソフトボール界の歴史が刻まれていきます。

まとめ

JDリーグは、女子ソフトボールの魅力を広げ、より多くのファンを獲得することを目指しています。国内リーグの中でも異彩を放つ改革的な試みが続いており、その今後の展開が注目されます。

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