JLPGAツアーチャンピオンシップ

JLPGAツアーチャンピオンシップ（リコーカップ）

JLPGAツアーチャンピオンシップ、通称リコーカップは、日本女子プロゴルフ協会が主催するメジャー大会で、毎年11月の最終週に宮崎県で開催されます。この大会は、男子の日本シリーズにあたるもので、参加選手の中からその年の女子プロゴルフの実力日本一が決定される重要なイベントです。

この大会は、1979年に明治乳業の協賛により「JLPGAレディーボーデンカップ」としてスタートしました。その後、1990年に明治乳業が再びスポンサーとなり、「JLPGA明治乳業カップ」としての歴史を重ねました。2000年からは冠スポンサーがなくなり、名称が「LPGAツアーチャンピオンシップ」へと変更され、2001年から現在の名称である「JLPGAツアーチャンピオンシップ（リコーカップ）」に至ります。これは、複写機メーカーのリコーが協賛となったことによります。

リコーカップは、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、日本女子オープンゴルフ選手権、ワールドレディスチャンピオンシップと並び、日本における4大公式戦の1つに数えられています。大会は4日間、計72ホールで行われ、その成績によって優勝者には3000万円の賞金が授与されるほか、3年間の女子プロゴルフ大会のシード権が与えられます。

出場資格

2020年までの出場資格は以下の通りでした。

• - 当該年度のJLPGAツアー優勝者
• - 当該年度USLPGAツアー優勝のJLPGAの会員
• - 当該年度9月22日時点のロレックスランキング上位30名までのJLPGAの会員
• - 大会開催前週までの当該年度賞金ランキング上位30名までの選手

また、2020年は新型コロナウイルスの影響を受け、「当該年度10月27日時点のロレックスランキング上位90名までのJLPGAの会員」にも出場資格が付与されました。2021年からは条件が変更され、以下のようになりました。

• - 当該年度のJLPGAツアー優勝者
• - 当該年度USLPGAツアー優勝のJLPGAの会員
• - 当該年度11月9日時点のロレックスランキング上位50名までのJLPGAの会員
• - 大会開催前週までの当該年度メルセデス・ランキング上位者（最大で40名）

大会の放送・配信

大会は、3日目には主催局の日本テレビおよび地元のテレビ宮崎で生中継され、最終日はNNN系列の30局とFNS系列の沖縄テレビを含む全国31局で録画放送されます。また、日テレジータスでも放送されています。

その他の情報

宮崎県では、リコーカップの前の週に男子ゴルフの「ダンロップフェニックストーナメント」が開催されるため、2週連続でゴルフトーナメントが行われることになります。これは、地域活性化やゴルフファンへの楽しみを提供する重要な要素となっています。

リコーカップは、女子プロゴルフのシーズンを締めくくる大会であり、多くの観衆が注目するイベントです。出場選手たちは優勝を目指し、非常に高い緊張感の中で競技を繰り広げます。

もう一度検索