JOMO CUP

JOMO CUP（ジョモカップ）とは

JOMO CUPは、日本のJリーグと韓国のKリーグから選ばれた選手たちが競い合うオールスターゲームの一つでした。この大会は2008年から2010年にかけて行われましたが、その後は事実上の形式が消滅しました。

概要

JOMO CUPは、Jリーグが1983年から開催していたオールスターサッカーに代わって創設されたものです。Jリーグ発足当初の1993年から続いていたオールスターサッカーは、2007年にスポンサーであるジャパンエナジー（現ENEOS）との契約終了を迎えるため、全体を見直す必要がありました。その結果、JリーグとKリーグの協力を得て、2008年からJリーグ選抜の「J-ALLSTARS」とKリーグ選抜の「K-ALLSTARS」が対戦する形式に変更されたのです。

初回の2008年は日本で開催され、翌年の2009年は韓国で行われました。このようにして両国交互に大会が開催されることが決定され、両リーグのファンに新たな楽しみを提供しました。

しかし、JOMO CUPは困難な道を歩むことになります。2007年までのオールスターサッカーでも同様の事が起こったように、視聴率が一桁台と低迷し、スポンサーを失ったことにより2010年の開催が断念されることになりました。また、Jリーグは2010 FIFAワールドカップの影響によりスケジュールが詰まり、オールスター戦の開催を見送る決定をしました。

継続的な見直しと代替イベント

Jリーグは、2011年以降にオールスターという形式での再開を目指す方針を示しましたが、結局その年にはオールスター戦は開催されませんでした。その後、2012年においては、東日本大震災の復興支援の一環として東北選抜とJリーグ選抜の試合が行われることとなり、事実上のオールスター試合として利用されることになりました。

Kリーグでも同年には、2002サッカーワールドカップ韓国代表のベスト4進出10周年を祝うオールスター戦が開催され、こちらもファンにとって記念となるイベントでした。

日本における中継

日本では、JOMO CUPはテレビやラジオを通じて中継されました。地上波ではテレビ朝日が担当する一方、BS朝日やテレ朝チャンネルなどの衛星放送でも放映されました。また、全国のコミュニティ放送局では生中継が行われ、多くの視聴者にスポーツの楽しさを届けていました。

結論

JOMO CUPは、JリーグとKリーグの選手たちが一堂に会する機会を提供しましたが、様々な要因から開催が困難になりました。今後、再びオールスター形式のイベントが開催されることが期待されていますが、2023年現在その具体的な計画は見えていません。サッカーファンにとっては、両リーグの交流を楽しむための新たな試みが待たれます。

もう一度検索