YUKIの9th
シングル「JOY」は、
2005年1月19日にリリースされました。この楽曲は、YUKIの3rdアルバム『joy』からの先行
シングルとして発表されました。
「JOY」は、アコースティックな要素が強いYUKIの楽曲群の中では異彩を放つ、DTMによる打ち込みを主体とした編曲が特徴です。
ミュージック・ビデオでは、YUKIが全身黒タイツのダンサーたちと共に独特なダンスを披露し、大きな話題となりました。この楽曲が、YUKIのテレビ出演などのメディア露出を増加させるきっかけとなりました。
また、
シングルCDに収録された「Mutiny's Club Voc」と「Eric Kupper Club Mix」に加え、両リミキサーによるDub Mixを加えたハウス
リミックスのアナログ盤が、
ニューヨークのレーベル「BPM King Street Sounds」から発売され、日本でも輸入盤として販売されました。
作曲を手掛けた
蔦谷好位置は、自身のバンドCANNABIS時代からこの曲の原型を持っていましたが、当時は
レコード会社に否定され、バンド解散後も様々な場所に持ち込むも採用されませんでした。しかし、
シングル曲を決めるコンペでYUKIが「こんな曲を10年待っていた」と語り、採用が決定しました。YUKIは、この曲に出会うまで“自分のための歌”として歌っていましたが、「人を元気にしたい」、「喜びから生まれる歌を分かち合いたい」という思いを実感したと述べています。
当初、「JOY」は産休後の再始動第一弾
シングルとして7th
シングルとして予定されていましたが、YUKIのこだわりにより歌詞の変更などが行われ、9枚目の
シングルとしてリリースされることとなりました。
「JOY」は、当初再始動第一弾
シングルに予定されていたこともあり、発売前からライブで何度か披露されていました。リリース以降も、ほぼ全てのライブで歌われる定番曲となっています。歌詞に関しても、リリース版では「運命は必然じゃなく偶然で出来てる」となっていた箇所が、ライブでは「運命は必然という偶然で出来てる」に変更されるなど、一部修正が加えられています。YUKIは音楽番組『ゴゴイチ! 〜SPACE SHOWER CHART SHOW〜』の中で、今後は後者の歌詞で歌うと宣言しています。
ミュージック・ビデオは、全身黒タイツを着用したダンサーの中でYUKIが踊るという斬新なものでした。YUKI独特の感性と完成度の高さが評価され、SPACE SHOWER MVA 06 BEST VIDEO OF THE YEARを受賞しました。このPVの監督は、中村剛が務めました。
収録曲
CDシングル
1. JOY
作詞:YUKI・
蔦谷好位置/作曲:
蔦谷好位置/編曲:
田中ユウスケ・
湯浅篤
2. JOY -MUTINY'S CLUB VOC.-
編曲:Mutiny
3. JOY -Eric Kupper Club Mix-
編曲:Eric Kupper
4. JOY -takagi masakatsu"rama"remix-
編曲:
高木正勝
アナログ
1. JOY -Eric Kupper Club Mix-
2. JOY -Eric Kupper Dub Mix-
3. JOY -Mutiny's Club Voc-
4. JOY -Mutiny's Dub Mix-
収録アルバム
joy(#1)
five-star(#1)