JR貨物UV48A形コンテナ

UV48A形コンテナについて

UV48A形コンテナは、日本貨物鉄道（JR貨物）の輸送用に設計された31フィートの通風コンテナです。このコンテナのタイプ名に含まれる「48」は、容積の計算に基づいており、47.5 m³から48.4 m³の範囲にある特定の容積を持っています。また、タイプ名の末尾にある「A」は、コンテナの主な用途が「普通品の輸送」であることを示しています。

番台別の特徴

38000番台

この番台には38001から38020までの20個のコンテナが含まれ、日本通運が所有し、日通商事によって製造されました。特徴として片妻側が一方開きのデザインで、両側はフルウイング仕様となっています。これらのコンテナには、全高2,605 mm、全長9,410 mm、最大総重量19.6 tを示す規格外ハローマークが付けられています。また、「ECO LINER 31」の表記や遮熱塗料の使用が特徴です。

38016と38020の2つのコンテナは、2022年4月からF-LINEに貸し出されています。

38021 - 38075

次の55個のコンテナ（38021〜38075）は、同じく日本通運が所有し、日通商事が製造したもので、仕様も38000番台と同様ですが、エコレールマークの位置が変更されています。38041以降のロットでは、積載禁止の表記が省略され、38061以降ではハローマークの位置も上に移動しています。この番台でも規格外の表記があり、主な特長は引き続き「ECO LINER 31」に関する記載が残っています。

38076 - 38153

この78個のコンテナ（38076〜38153）も日本通運が所有し、日通商事が製作したものです。ここでも片妻側一方開き、両側フルウイングの仕様が維持されています。特徴としては、内航船での輸送が可能で、「R&S」（RAIL & SEA）の表記があります。全高や全長の規格も同様に記載されています。

38154 - 38163

この番台には10個のコンテナが含まれており、日本通運が所有しています。このコンテナではロゴマークが◯通からNXロゴに変更されています。それ以外の仕様は、従来のECOLINER31 R&Sと変わりません。

38164～

この番台も日本通運が所有していますが、デザインはU46A形と同じ紺色に変更され、NXロゴおよびECOLINER31の位置が入れ替えられています。過去の仕様と同様にR&S仕様が維持されています。

まとめ

UV48A形コンテナは、日本の貨物輸送において重要な役割を果たしています。異なる番台ごとに特有のデザインや機能が存在し、運送業者のニーズに応じた仕様になっています。これらのコンテナは、貨物輸送の効率化や環境に配慮した設計がなされており、今後も需要が続くことでしょう。

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