JRCラグビー部

JRCラグビー部は、日本無線を母体とする社会人ラグビーチームです。主に東京都三鷹市を活動拠点としており、日本の社会人ラグビーリーグの一つである関東社会人リーグに所属しています。2025年現在、同リーグの1部で活動を展開しています。

チームは長きにわたり、関東社会人リーグの2部リーグで戦ってきました。確認できる最も古い戦績は2012-2013シーズンで、この年は2部Bグループで2位という好成績を収めています。翌2013-2014シーズンは2部Cグループで3位、2014-2015シーズンは2部Aグループで4位、2015-2016シーズンは2部Cグループで4位、2016-2017シーズンは2部Bグループで4位と、しばらくは2部の中位から上位にかけての成績を維持していました。

2017-2018シーズンには2部Bグループで3位となり再び上位に顔を出し、続く2018-2019シーズンには2部Dグループで2位、2019-2020シーズンにも2部Aグループで2位と、2シーズン連続で昇格圏に迫る成績を残しました。この間、2020-2021シーズンはリーグ戦が中止となる特別な状況もありましたが、チームは活動を継続しました。2021-2022シーズンは2部Aグループで4位となりました。

そして、長年の努力が実を結んだのが2022-2023シーズンでした。このシーズン、JRCラグビー部は関東社会人リーグ2部Aグループにおいて圧倒的な強さを見せつけ、見事に優勝を勝ち取りました。2部優勝という快挙により、チームは関東社会人リーグ1部への昇格をかけた入替戦への出場権を獲得しました。運命の入替戦では、これまで培ってきた力を存分に発揮し、激しい試合を制して勝利。これにより、JRCラグビー部は念願であった関東社会人リーグ1部への昇格を果たしました。

1部昇格という新たなステージに進んだJRCラグビー部は、強豪チームが集まるリーグでの戦いを開始しました。昇格初年度となった2023-2024シーズンは、厳しい戦いが続きましたが、チームは粘り強く戦い、2勝5敗の成績でシーズンを終え、リーグ6位となりました。これは、初めての1部でのシーズンとしてはまずまずの成績と言えるでしょう。

続く2024-2025シーズンは、前年からの経験を活かし、更なる成績向上を目指しました。このシーズン、チームは3勝4敗という成績を収め、リーグ順位も5位と一つ順位を上げました。これにより、JRCラグビー部は関東社会人リーグ1部において、着実にチーム力を高め、リーグへの定着を図っていることを示しています。

東京都三鷹市を中心とした地域での活動を通じて、JRCラグビー部は地元に根差したチームとして、日本無線の支援のもと、社会人ラグビー界での存在感を高めています。長年の2部リーグでの経験と、それを乗り越えて1部昇格を果たした実績は、チームの粘り強さと成長力を物語っています。現在、関東社会人リーグ1部で戦うJRCラグビー部は、今後の更なる活躍が期待されるチームです。

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