Jamiは、プライバシーを尊重したオープンソースのメッセンジャーソフトウェアです。以前はRingという名称で開発されていました。
特徴
Jamiは、メッセージの送受信、ファイルの共有、音声通話、ビデオ通話といった多様な機能を備えています。これらの通信は全てP2P(ピアツーピア)形式で行われ、中央サーバーを介さずに直接ユーザー間でデータをやり取りします。このため、データのプライバシーが保護され、通信速度も高速です。
アカウント作成にあたり、メールアドレスや
電話番号などの個人情報は基本的に必要ありません。アカウントはローカルで作成され、アプリを削除するとアカウントも削除されます。複数の端末で同じアカウントを利用したい場合は、「リンク」機能を使用します。
通信の暗号化
Jamiでは、全ての通信が
エンドツーエンド暗号化されています。これは、メッセージの内容や通話音声が送信者と受信者以外には解読できないことを意味します。通信はP2P形式で行われるため、サーバーを経由することなく、安全な通信を実現しています。暗号化にはTLS 1.3が用いられています。
P2P通信
Jamiは、P2P形式で通信を行うため、メッセージを送受信する両方のユーザーが同時にネットワークに接続している必要があります。このネットワークは
インターネット接続、または同一のローカルネットワークを指します。両方のユーザーがオンラインであれば、サーバーを介さずに直接通信が可能です。
P2P通信により、他のメッセンジャーソフトウェアと比較して、データの転送速度が高速になるという利点があります。また、ユーザーIDに加えて、SIP(
Session Initiation Protocol)を用いた通信も可能です。必要に応じて、これらのプロトコルを切り替えて使用できます。
その他の情報
Jamiは
オープンソースソフトウェアとして開発されており、誰でもソースコードを確認できます。また、
Linuxを含む様々なプラットフォームで利用可能です。
脚注
関連項目
Signal: Jamiと同様に
エンドツーエンド暗号化を行うオープンソースのメッセンジャーソフトウェア。
P2P: ピアツーピアの略。中央サーバーを介さず、ユーザー同士が直接通信する方式。
オープンソース: ソースコードが公開されており、誰でも自由に使用、変更、配布できるソフトウェア。
Linux: オープンソースの
オペレーティングシステム。
外部リンク
公式ウェブサイト:
公式ウェブサイト
X(旧Twitter):
Jami (@jami_social)
Mastodon:
Jami (@[email protected])
ダウンロードページ:
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[App Store]]: [Jami -
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[Google Play]]: [Jami -
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