Jelsarem's Rod

Jelsarem's Rod（ジェルサレムズ・ロッド）

Jelsarem's Rodは、1989年から1991年にかけて大阪のライブハウスで活動していた日本のバンドです。このグループは、後にL'Arc〜en〜Cielに参加することになるボーカリストのhydeが在籍していたことで特に注目されています。hydeは、このバンドで活動していた時期に、その音楽的な才能を磨き、後の成功への第一歩を踏み出しました。

メンバー構成

Jelsarem's Rodのメンバーは以下の4人です。

• - HIDE（ヒデ）: ボーカル。L'Arc〜en〜Ciel在籍時には、1992年初頭まで「HIDE」という表記を使用していました。詳細はhydeの記事を参照してください。
• - フク: ギター。詳しい情報は不明ですがバンドのサウンドに重要な役割を果たしていました。
• - ジュン: ベース。後に「蒼」という名前で音楽活動を行いました。
• - PERO（ペロ）: ドラム。hydeと共にL'Arc〜en〜Cielに加入し、その後脱退。元L'Arc〜en〜Cielのギタリストhiroと共に「Ange∞Graie」を結成し、後に「FEED」や「Flame」と改名しました。

楽曲とパフォーマンス

Jelsarem's Rodは、ライブでの演奏を通じて次のような楽曲で知られています。これらは全てhydeが作詞・作曲を手掛けたとされています：

• - Moon Seduction（通称「愛しき血（地）」）: 後にL'Arc〜en〜Cielに引き継がれ、1992年6月までに計12回演奏されました。ファンの間では「愛しき血」というニックネームで親しまれています。これは、歌詞に「愛しき血」または「愛しき地」というフレーズが含まれ、その名前が付けられました。
• - Blue Moon: こちらも後にL'Arc〜en〜Cielに引き継がれました。
• - With Silence: L'Arc〜en〜Cielに引き継がれ、1994年のツアー「ノスタルジーの予感」での演奏が特徴的でした。

その他、タイトル不明の楽曲が4曲存在していることも情報として確認されています。

ライブパフォーマンス

Jelsarem's Rodは数回ライブを行い、以下の日程で活動を展開しました。

• - 1990年12月28日: 大阪YANTA鹿鳴館
• - 1991年01月21日: 心斎橋バハマ
• - 1991年02月04日: 大阪パンセホール
• - 1991年03月07日: 梅田バナナホールでのラストライブを実施しました。

ここで確認できるのは、バンドの活動が非常に短期間であったことを示しています。実際、Jelsarem's Rodのデモテープとして出回っているものは、1991年1月21日のライブを編集したものであり、全ての楽曲が収められたものではありません。

Jelsarem's Rodは、短い活動期間にもかかわらず、後の音楽シーンに大きな影響を与えたバンドであり、その存在感は今でも多くのファンによって語り継がれています。彼らの楽曲やライブ体験は、音楽ファンにとって貴重な思い出として心に残り続けています。

もう一度検索