Jump (Every Little Thingの曲)

Every Little Thingの19枚目のシングルとして2001年10月17日にリリースされた「jump」は、これまでの彼らの音楽性からの大きな転換点となった楽曲です。前作の「Graceful World」から約8ヶ月ぶりのリリースであり、シングルとしては初めて、ボーカルの持田香織が作曲を担当しました。

従来のEvery Little Thingの楽曲は、シンセサイザーを主体としたサウンドが特徴的でしたが、この「jump」では、バンドサウンドを基調としたロックテイストの強い楽曲となっています。この変化は、後の彼らの音楽制作にも大きな影響を与え、バンドサウンドの楽曲が多く制作されるきっかけとなりました。持田香織自身も、この楽曲を制作するにあたり、新しい挑戦として取り組んだと語っています。

「jump」は、カネボウ「プロスタイル」のTV-CFイメージソングとしても使用され、幅広い層に親しまれました。シングルには、表題曲の「jump」に加え、リミックスバージョンの「jump (Cubismo Grafico Mix)」とインストゥルメンタルバージョンの「jump (Instrumental)」の計3曲が収録されています。

リミックスバージョンは、Cubismo Graficoによって手がけられており、リミックスアルバム『The Remixes III 〜Mix Rice Plantation〜』に収録されている「jump -*cbsmgrfc obrigado mix-」とは若干異なるミックスが施されています。

この楽曲は、数々のアルバムに収録されており、『Many Pieces』にはジャンピング・ミックスとして、『Every Best Single 2』、『Every Best Single 〜COMPLETE〜』、『Every Cheering Songs』、『Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜』、『Every Best Single 2 〜middLe period〜』といったベストアルバムにも収録されています。

「jump」は、Every Little Thingの音楽性の幅を広げた重要な楽曲であり、彼らの新たな一面を示すとともに、多くのファンに愛され続けている一曲です。

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