KABUKI KOOL

『KABUKI KOOL』は、日本の伝統芸能である歌舞伎を世界に紹介するNHKワールドTVの教養番組です。2014年4月から放送を開始し、松竹が全面監修と取材協力を行っています。番組では、実際の歌舞伎の舞台映像を豊富に使い、その演目のあらすじ、登場人物の解説、時代背景などを詳しく紹介します。また、歌舞伎を支える衣装、和楽器、小道具などにも焦点を当て、舞台裏の技術や文化的な側面も深く掘り下げています。

番組は、1つのシリーズにつき年間10回制作され、基本的には日本語で進行しますが、英語のボイスオーバーによる同時通訳が付いているため、海外の視聴者も歌舞伎を理解し楽しむことができます。2020年から2022年にかけて制作された番組では、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、講師の片岡愛之助がスタジオから、聞き手のサラ・オレインが別室からリモートで出演し、映像合成で共演する形式がとられました。

放送時間は日本時間で、水曜日の13:30から14:00（初回放送）、17:30から18:00、木曜日の1:30から2:00（水曜深夜）、8:30から9:00です。ただし、大相撲の本場所開催期間中（奇数月）は「Grand Sumo Highlight」の放送のため休止となります。

番組の講師は、過去に市川染五郎、中村壱太郎、片岡愛之助が務め、聞き手は春香クリスティーン、サラ・オレインが担当しました。各回で異なる演目やテーマを取り上げ、様々な角度から歌舞伎の魅力を伝えています。番組を通して、多くの視聴者が歌舞伎への関心を深め、その奥深い世界を堪能することができるでしょう。

『KABUKI KOOL』は、単なる歌舞伎の紹介番組ではなく、日本の伝統文化を世界に広める重要な役割を担っています。その丁寧な解説と美しい映像を通じて、歌舞伎がより身近な存在となり、世界中の人々に愛されることを目指しています。

詳細は、番組の公式サイト「KABUKI KOOL」で確認できます。

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