KEMURI (バンド)

KEMURI（ケムリ）：日本のスカパンクバンド

KEMURI（ケムリ）は、日本のスカパンクバンドとして1995年に結成されました。彼らは自らの音楽スタイルを「P・M・A（ポジティブ・メンタル・アティテュード）」というテーマのもとに展開しています。バンドの曲には、前向きで力強いメッセージが込められており、聴く人々に元気や勇気を与えることでしょう。

経歴

KEMURIの歴史は、1995年の結成から始まります。元Paninoのメンバーである伊藤、田中、霜田、元Aggressive Dogsの津田、そして現BACK DROP BOMBの有松益男が集まり、このバンドを立ち上げました。その後、彼らは「KEMURI」という名前で活動することに決定しました。伊藤はアメリカに何度も足を運び、デモテープを地元のレコード会社に売り込むなど、現地ミュージシャンとのネットワークを広げていきました。

1996年には、米国でリリースされた2枚のコンピレーション・アルバムに参加し、平谷が新たにメンバーに加わることとなります。同年にはRoadrunner Japanと契約を結びますが、5月にはドラムの有松が脱退します。1997年には、彼らのデビューライブのチケットが一瞬で完売し、しかしライブ中に酸欠による30分間のインターバルが発生するというハプニングもありました。この年には霜田と田中が脱退し、増井と桧田が新たに参加しました。

1998年には南、森村、コバヤシが新たに加入し、桧田が脱退。彼らは「SKA AGAINST RACISM」のツアーに参加し、日本における初めての全国ツアーも全ての公演で満席となる成功を収めました。1999年には初めてフランスツアーも実施し、国際的な存在感を示しました。

2000年には、最も長い全国ツアーに挑みますが、増井が脱退し、その後の2003年には不幸な交通事故が発生します。この事故では森村が亡くなり、平谷も重傷を負いました。この出来事を受けて、無期限の活動休止に入ることになります。

再始動とその後

その後、2004年3月に活動再開が発表され、伊藤はソロ活動を始め、同年7月にはフジロックフェスティバルで復帰後初のライブを行います。2005年以降、KEMURIは精力的にライブ活動と新作のリリースを展開していきますが、2007年1月には解散が発表され、同年12月にZEPP TOKYOで最後のライブを行いました。

2012年には「AIR JAM2012」での出演をきっかけに再結成が発表され、2013年にはニューアルバム「ALL FOR THIS」をリリースしました。その後もメンバーの加入や卒業を経て、2021年には新たな展開が続く中、多くのサポートメンバーがバンドの音楽活動に携わっています。

メンバー

特に注目すべきメンバーは、オリジナルメンバーである伊藤ふみおです。彼は多くの楽曲を提供し、解散後もソロ活動を続けています。また辞典メンバーの津田紀昭や田中幸彦も、バンドの核として音楽に貢献してきました。

KEMURIは、その独自のスタイルとメッセージ性の強い音楽により、多くのファンを魅了し続けています。ライブ活動でのエネルギーや、彼らの持つ強いメッセージは、聴く人々にポジティブな影響を与えています。今後の彼らの活動にも大きな期待が寄せられることでしょう。

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