KENSO

KENSO（ケンソー）

KENSOは、日本のプログレッシブ・ロックバンドで、清水義央（しみずよしひさ）を中心に1974年に結成されました。彼らの音楽スタイルは、ロックのエッセンスを取り入れた独自のもので、ハードさと流麗さを兼ね備えています。

バンドの歴史

バンドの初期は「県相（けんそう）」と名乗っており、その名前は清水の母校である神奈川県立相模原高等学校から取られました。1980年に自主制作の1stアルバム『KENSO』をリリースし、しばらくして1985年には3rdアルバム『KENSO』でメジャーデビューを果たしました。このアルバムは、初期のものとは異なるものでした。

KENSOはしばしばメンバー交代がありながらも、音楽的なクオリティを維持し、1991年には5thアルバム『夢の丘』を発表。この作品は海外でもリリースされ、さらなる評価を受けました。2000年にはロサンゼルスで開催されたプログレッシブ・ロック・フェスティバル「PROGFEST」にも出演。その後もアルバムをリリースし続け、2014年には8年ぶりの新作『内ナル声ニ回帰セヨ』を発表しました。

現在のメンバー

清水義央（Gt.）
KENSOの創設者であり、リーダーとしてバンドの音楽を牽引してきました。彼はロックの影響を受け、流れるようなテクニックを持つギタリストです。また、神奈川県で歯科医を開業しており、音楽と医療の両立を果たしています。

小口健一（Key,Gt.）
1983年に加入し、バンドの中での最古参メンバー。音楽的な安定感を提供しています。

光田健一（Key.）
1990年に加入し、最年少のメンバー。彼は作曲も手がけ、ポップな要素も取り入れていることが特徴です。

三枝俊治（Ba.）
1989年からのメンバーで、バークリー音楽大学での留学経験を持っています。彼の音楽活動も多岐にわたります。

* 小森啓資（Dr.）
2004年に加入したドラマーで、他のバンドでも活躍しています。

代表作とディスコグラフィ

KENSOの音楽は数回のアルバムリリースを通じて進化してきました。アルバムには『KENSO』(1980年)、『KENSO II』(1983年)、そしてメジャーデビューの『KENSO III』（1985年）などがあります。近年では『内ナル声ニ回帰セヨ』（2014年）が注目され、多くのファンに受け入れられています。ライブアルバムや映像作品においても、彼らのパフォーマンスを見ることができます。

バンド名の由来

バンド名「KENSO」は、母校の「県相」に由来していますが、同時に「喧騒」という意味も含まれています。これにより、音楽の多様性や複雑さを表現していると考えられます。

終わりに

KENSOは、プログレッシブ・ロックの中での独自の地位を築き上げ、これまでに多くのファンに支持されてきました。彼らの音楽は、ただ聴くに留まらず、体験する価値のあるものです。

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