KFMB-TV

KFMB-TV（CBS8）について

KFMB-TVまたはCBS8は、カリフォルニア州サンディエゴに位置するCBS系列のテレビ局です。この局は、Midwest Television社によって運営されており、スピリットラジオ（KFMB、760 AM）とKFMB-FM（100.7 FM）という2つのラジオ局と姉妹局関係にあります。また、すべての局は、ケアニー・メサのスタジオで共用され、KFMB-TVはラホヤのソレダッド山に送信所を所有しています。

沿革

KFMB-TVは1949年5月16日に放送を開始し、サンディエゴでの最初のテレビ局として市場に登場しました。局の設立には、地元のラジオ局KFMBを所有していたジャック・O・グロスが重要な役割を果たし、初回放送には当時の市長・ハリーE.ノックスが出席しました。この局は創業以来、CBSネットワークとの独占的な提携を維持し続け、他のネットワークとの提携を一度も変更していない点が特徴です。

1949年10月には、KFMB-TVは一時的にパラマウントテレビネットワークと提携し、様々な番組を放送しました。しかし、1950年11月、グロスはこの局をサンディエゴ・デイリー・ジャーナルの元出版元に売却しました。その後、サンディエゴ市場には新たな競合局が現れたことで、KFMB-TVはテレビ市場での独占権を失いました。

その後の年月においてもKFMB-TVは変化を続け、1959年にミッドウエストテレビによって買収され、90年代にはKFMBが唯一の所有物となりました。1998年にはサンディエゴ・チャージャーズのプレシーズンゲームの放送権を確保し、2005年にはCBSへの長期契約を締結しました。また、局名を「Local 8」から「News 8」に変更し、その後「CBS 8」へと改名しました。

デジタルテレビとKFMB-DT2

KFMB-TVはデジタルサブチャンネルを持ち、そのうちの一つKFMB-DT2はCWネットワークに基づく局です。このチャンネルは、VHFデジタルチャンネル8.2で高解像度の放送を行っています。KFMB-DT2は2011年にMeTVとして始まり、2017年にはCWのサンディエゴ代理店として機能することになりました。

しかし、KFMB-DT2がCWと提携する際の移行は複雑で、最終的には他の競合局と比較してもサンディエゴ市場での最大のCW局となりました。デジタルサブチャンネルは、シンジケート・ショーやKFMBのニュースプログラムを放送し、視聴者に新たな情報を提供しています。

ニュースと放送内容

現在、KFMB-TVは毎週39時間のローカルニュースを提供しており、週21時間のニュースをKFMB-DT2でも放送しています。特に、KFMB-TVはサンディエゴ地域で唯一のニュースヘリコプターを運用しており、空撮映像を提供しています。

この局では、地元の重要な出来事の報道や特別番組も制作され、多くの視聴者に支持されています。近年、KFMB-TVは放送の質を高め、高解像度のニュース放送を導入しました。また、元々は1950年代からニュース番組のトップ局として知られ続けてきた歴史がありますが、2000年代には一時的に競争が厳しくなりました。

スポーツ放送

KFMB-TVは、プレシーズンおよびレギュラーシーズンのNFLのサンディエゴ・チャージャーズの試合を放送してきました。これは、チームがロサンゼルスに移転する2017年まで続きました。実況中継の中では、視聴者が見逃したくない情報が提供され、地域のスポーツファンに愛される存在です。

このように、KFMB-TVは長い歴史を通じて、サンディエゴのメディアシーンで重要な役割を果たし続け、多くの視聴者から信頼を受けています。

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