KING GOLF

KING GOLF

『KING GOLF』は、佐々木健による日本の漫画作品。2008年から『週刊少年サンデー』で連載が開始され、その後『週刊少年サンデーS』に移籍して連載されました。技術指導、監修は谷将貴(ゴルフレッスンプロ)が担当。

あらすじ

物語は、主人公の優木蒼甫（ゆうきそうすけ）が、ひょんなことからゴルフの世界に足を踏み入れることから始まります。ケンカ屋として名を馳せていた蒼甫は、ある日、若手天才ゴルファーの霞見ひかる（かすみひかる）に因縁をつけ、ゴルフに挑戦することになります。最初はゴルフをバカにしていた蒼甫でしたが、ボールを打つ感触に魅了され、ゴルフ部に入部を決意します。こうして、蒼甫のゴルフ界の頂点を目指す物語が幕を開けます。

主なエピソード

マッチプレー編

次の大会に出場できない蒼甫は、谷川コーチの後輩がいる合宿に参加します。そこはジュニアゴルフスクールで、蒼甫は生意気な子供たちに囲まれながらも、アプローチや距離の測り方、芝の読み方など、子供たちからゴルフの基礎を学びます。そんな中、合宿先でアルバイトをしていた深町が裏アマチュアの清澄とトラブルになり、蒼甫は深町を救うために清澄とマッチプレーで対決することになります。

新人戦東関東地区予選編

マッチプレーで成長した蒼甫は、新人戦に向けて練習場で葉月学園の戸川と出会います。戸川の金持ちを鼻にかける態度に苛立った蒼甫は、戸川に「50ヤードのアプローチ勝負」を挑みます。しかし、戸川は蒼甫を相手にせず、蒼甫はリベンジを誓い、新人戦で戸川に挑戦することになります。悪天候の中、接戦を繰り広げる蒼甫と戸川は、因縁の「50ヤードアプローチ勝負」で決着をつけることになります。

ドラコン編

新人戦で優勝した蒼甫は、飛距離を伸ばすために「飛弾」という飛ばし屋集団の練習場を訪れます。そこで出会ったのは、ドラコン大会3連覇中の皇帝「瓜生明希葉」。瓜生の実力に圧倒された蒼甫は、周囲を敵に回しながらも瓜生に挑むことになります。

主要人物

優木 蒼甫（ゆうき そうすけ）
主人公。最強最悪のケンカ屋から、ゴルフ界の頂点を目指すことになる。天性の身体能力とメンタルの強さを持ち合わせている。
松丸 応太（まつまる おうた）
蒼甫の一番の親友。蒼甫のことを最も理解している人物。
谷川 謙作（たにがわ けんさく）
帝倫高校ゴルフ部のコーチ。元賞金王。
霞見 ひかる（かすみ ひかる）
『精密機械』の異名を持つ天才アマチュアゴルファー。蒼甫のライバル。
* 中山 有海（なかやま あみ）
ゴルフ界のアイドルで世界ジュニア4位の実力者。蒼甫のことを色眼鏡で見ない良き理解者。

書誌情報

佐々木健 『KING GOLF』 小学館 〈少年サンデーコミックス〉、既刊42巻（2024年9月18日現在）

各巻末には、谷将貴によるトレーニング講座が掲載されています。

もう一度検索