KINGレイナ

KINGレイナの格闘技キャリア

KINGレイナ（本名：三浦 伶奈）は、1996年7月22日に東京都武蔵村山市で生まれた日本の総合格闘家です。彼女の格闘技キャリアは、柔道という強固な基盤に支えられています。10年以上の柔道歴を持つ彼女は、2015年には女子68kg級で「プーチン大統領杯第41回全日本サンボ選手権大会」において優勝を果たしました。この成功を足がかりに、彼女はアマチュアルールの試合にも挑戦しますが、初戦では契約体重をオーバーしてしまい、意義のある結果を得ることはできませんでした。

プロデビューと初期の活躍

2016年、彼女は新たにリバーサルジム立川ALPHAに所属を移し、「KINGレイナ」というリングネームでプロデビューを果たしました。初戦となるDEEP JEWELS 14では、180㎝のエリーを相手に腕ひしぎ十字固めで圧倒し、鮮烈なデビューを飾ります。その後も彼女は成長を続け、元UFCファイターのシェイナ・ベイズラーをDEEP JEWELS 15で判定で下すなど、数々の勝利を手にしました。

また、2017年4月にRIZINに初めて参戦した際には、プロレスラーのジャジー・ガーベルトを相手に、その圧倒的な身体能力を活かして一本勝ちを収めるなど、才能を遺憾なく発揮しました。その後、フリーとして活動を開始し、DEEP JEWELSやRIZIN大会でより多くの試合に出場するようになります。この期間、彼女は数々の名勝負を経て、リングでの存在感をさらに強めていきました。

輝かしい戦績と挑戦

2017年5月のDEEP JEWELS 16では、高身長のクリスティーン・ハンデルにTKO勝利を収めるなど、格闘家としての地位を確立しました。同年7月にはRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIXに出場し、判定勝ちを収めますが、12月29日にはシンディ・ダンドーワ相手に初めての敗北を喫しました。それでも彼女は敗北後も「再戦したい」と前向きな姿勢を見せ、多くのファンの支持を集めました。2018年には、再び判定負けを喫しましたが、その経験をもとにさらなる成長を果たしています。

キックボクシングとさらなる挑戦

2019年にはキックボクシングにも進出し、熊谷麻理奈との試合では初めてのキックボクシングルールに挑戦し勝利を収めるものの、その後の再戦では契約体重をオーバーしてしまい実質的な敗北を経験しました。このような波乱万丈のキャリアの中でも、彼女は挑戦を続けています。

エピソードと私生活

KINGレイナは、格闘技の世界だけでなく、メディアにも登場することがあります。2017年にはTBSの『水曜日のダウンタウンSP』に出演し、元柔道家と対戦した際には見事な巴投げを決めました。更に、格闘家としては珍しくヴィーガンであることも知られています。2023年には大麻をテーマにしたアパレルブランドを男性YouTuberと共同設立したという報道もあり、私生活の一端が明らかになっています。

このようにKINGレイナは、超えた試練と華やかな活躍を続ける格闘家として、多くの人々に影響を与えています。その存在は単なる選手にとどまらず、さまざまな形で格闘技界の未来を背負っているといえるでしょう。

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