『KIRIN BEER 'Good Luck' LIVE』概要
『KIRIN BEER 'Good Luck' LIVE』は、
2010年4月3日に始まり、
2020年3月28日までの約10年間、TOKYO FMを基盤とするJFN38局ネットで毎週土曜日に放送された
音楽番組です。キリンビールが
一社提供を行い、番組は主にリスナーを「ライブパーティ」へ招くという形式で進行しました。
番組のコンセプトは、特定のアーティストを生演奏で迎え入れることで、リスナーにより親密な音楽体験を提供することでした。「スタジオイリス」と呼ばれる
エフエム東京のスタジオで、ゲストアーティストに生演奏を行ってもらい、多くのリスナーにその瞬間を楽しんでもらうという形が取られました。
この番組は、従来の
音楽番組とは異なり、単なるインタビュー形式ではなく、アーティストが実際にパフォーマンスを披露するライブセッションに焦点を当てていました。また、放送が進むにつれて、「ビールな一品」というコーナーが追加され、各回のアーティストへの感謝を込めて、スタジオにいるアーティスト、番組の進行役、観覧リスナーがキリンビール社製のビールやノンアルコール飲料で乾杯する流れが設けられました。
番組のテーマは「一期一会」で、合言葉は「Good Luck」。リスナーからの感想を募り、抽選でプレゼントも用意されていました。過去には「キリンラガービール350ml缶24本」などが当たったこともありましたが、
2020年以降、キリンビールの供給ブランドが「キリン一番搾り」に変わったため、プレゼント内容も変更されました。
番組が生放送として存在していた間、ライブアテンダントとして様々な進行役が務めました。初代はnaoco、次に
雨宮朋絵、齊藤美絵、堤友香などが登場し、最後は
小籔千豊が番組の終了まで進行を担当しました。
特にユニークなコーナーとして、ミュージシャンの馬木凛がその土地を探訪しながら飲み歩く「馬木凛の飲み歩き」という企画がありました。彼の名前は「旨い」と「キリン」にちなんだもので、地域の美味しい食事を探す内容になっていました。
2020年3月28日の放送をもって、番組は終了を迎えました。その後、長らく音楽ライブ番組が放送されることはなくなり、次番組として事前収録系のトーク番組『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』が放送されることとなりました。
このように『KIRIN BEER 'Good Luck' LIVE』は、ただ音楽を聴くだけでなく、リスナーとアーティストが共に楽しむ瞬間を持つことを目的にした特別な番組でした。