KISS OF LIFE (平井堅の曲)

平井堅の13枚目のシングル「KISS OF LIFE」は、2001年5月16日にリリースされました。この曲は、平井堅のシングル作品として初めて初動売上10万枚を突破し、当時の自己最高となる累計売上55万枚以上を記録した大ヒット曲です。先行シングルながら、その人気は非常に高く、平井堅の代表曲の一つとして広く認知されています。

「KISS OF LIFE」は、フジテレビ系ドラマ『ラブ・レボリューション』の主題歌として起用され、ドラマの人気とともに楽曲も広く浸透しました。作詞は平井堅自身が手掛け、作曲は平井堅と中野雅仁が共同で行い、編曲は中野雅仁が担当しています。キャッチーなメロディーと平井堅の情感豊かな歌声が合わさり、多くの人々の心を掴みました。

この楽曲は、4枚目のアルバム『gaining through losing』にも収録されていますが、アルバムバージョンではフェードアウトせずに最後まで演奏される点がシングルバージョンとの大きな違いです。また、2005年に発売されたベストアルバム『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』では、初めてシングルバージョンがアルバムに収録されました。

「KISS OF LIFE」は、2011年に樹里からんによってカバーされ、アルバム『TORCHII』に収録されました。樹里からんバージョンは、テレビ愛知の番組『3時のつボッ!』のエンディングテーマとして使用され、番組の最後のエンディングテーマとして親しまれました。これにより、幅広い世代に楽曲が再認識されるきっかけとなりました。

カップリングには、「CAT」（作曲・編曲：URU）と「Miracles (SILENT POETS remix)」（作曲：平井堅）が収録されており、さらに「KISS OF LIFE (less vocal)」も含まれています。これらの楽曲も平井堅の音楽性の多様性を示すものとして、ファンから高い評価を受けています。

「KISS OF LIFE」は、平井堅のキャリアにおいて重要なターニングポイントとなった楽曲であり、現在でも多くの人々に愛され続けています。その普遍的なメロディーと心に響く歌詞は、時代を超えて共感を呼び、今後も長く歌い継がれていくでしょう。

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