KO-D無差別級王座

KO-D無差別級王座

KO-D無差別級王座は、DDTプロレスリングが管理・認定している重要なタイトルです。この王座は「King of DDT」を意味する「KO-D」という名称で知られています。

歴史

この王座の歴史は2000年4月19日に遡ります。その日、DDTプロレスリングの北沢タウンホール大会で行われた初代王座決定戦で、折原昌夫が勝利し初代王者となりました。この王座では、選手同士が合意の上でルールを変更することもあり、柔軟性のあるシステムが特徴です。

特筆すべきは「いつでもどこでも挑戦権」という独特な挑戦権のシステムです。挑戦権を得た選手は、予定されている試合がない限り、時間や場所を問わずタイトルに挑むことができます。挑戦権はロイヤルランブル形式で争われることもあり、過去にはタッグ王座でもこの方式が使われていました。

2013年にはこのシステムがリニューアルされ、DDT内外の試合で敗北した場合に挑戦権が移動する可能性が導入されました。たとえば、A選手が新日本プロレスで試合を行い、対戦相手のC選手にフォールを奪われると、AからCに挑戦権が移るのです。このシステムにより、挑戦権の移動が予測できないという面白さが加わりました。

実際にこのシステムが運用され、初めて挑戦権移動が確認されたのは2013年の試合でした。このように、挑戦権の取得や移動は多様なシチュエーションで行われています。

主な記録

KO-D無差別級王座の歴代王者や記録も興味深いです。最も多く王座を戴冠したのはHARASHIMAで、驚異の10回の戴冠を成し遂げています。また、最多連続防衛回数は竹下幸之介による11回で、最長保持期間も竹下の405日という記録です。

最年少で王座に輝いたのは、竹下幸之介で21歳0ヶ月という若さでした。一方、最年長で戴冠したのは秋山準で、51歳で達成しています。こうした記録が、王座の価値と選手の奮闘を物語っています。

DDTプロレスリングの特徴は、単なるプロレスの試合のみならず、特殊なルールやシステムを取り入れ、観客を楽しませるところにあります。挑戦権の仕組みや選手の戦略、さらには驚きの瞬間が、ファンにとっての魅力となっています。これからもKO-D無差別級王座から目が離せません。

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