KOF MAXIMUM IMPACT

KOF MAXIMUM IMPACTの概要とシリーズ展開

『KOF MAXIMUM IMPACT』（ケーオーエフ マキシマムインパクト）は、SNKプレイモア（現SNK）が開発した人気対戦型格闘ゲームの外伝です。シリーズの中で特に3Dグラフィックスを採用し、1対1のバトルが中心となっています。2004年の初作以来、2007年までに4作が登場しましたが、その後は続編の開発が中止となり、ストーリーは未完のまま進行しています。

シリーズ展開

KOF MAXIMUM IMPACT

2004年8月にPlayStation 2向けに発売された初作は、ノイズファクトリーが制作しており、オリジナルキャラクターのデザインはFALCOONによるものです。この作品は、SNKプレイモアにとって初めてのテレビCMが放送されたことでも知られています。

KOF MAXIMUM IMPACT MANIAX

2005年6月にXbox向けにリリースされ、対戦バランスの調整が行われたマイナーチェンジ版です。同年3月にはPlayStation 2版も発売され、こちらは新要素こそ限定的でしたが、次作への特典映像が収められていました。

KOF MAXIMUM IMPACT 2

2006年4月にPlayStation 2で発売され、前作を元にボリュームが大幅に増強されました。オンライン対戦機能にも対応し、新たなキャラクターも追加されました。2015年からはPS2アーカイブスで配信されるなど、長くプレイヤーに愛される作品となっています。

KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION "A"

この作品は2007年にアーケード版が登場した初めての『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズの業務用ゲームです。対戦形式が3対3のチームバトルに変更され、多数の技の追加とバランス調整が施されました。PS2版も同年に登場し、ゲームのコンセプトに基づいたシンプルな仕様が特徴です。

発売中止の作品群

TGS2007でタイトルのみ発表された『KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION"A" 2』や『KOF MAXIMUM IMPACT 3』『KOF MAXIMUM IMPACT 360』は、いずれも発売中止となり、その理由は未だ不明です。

ゲームシステム

本作は、方向キーと4つのボタン（弱パンチ、弱キック、強パンチ、強キック）を使用しますが、従来の2Dシリーズに近い操作体系を取り入れつつも、3Dならではのサイドステップなどの新システムが登場しました。特に「スタイリッシュアート（SA）」と呼ばれる連続攻撃が新要素として加わり、キャラクターごとに多様なバリエーションがあります。

ゲームストーリー

物語は、サウスタウンでのストリートギャングの抗争を背景に展開し、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」が開催されるという設定です。登場人物には、2Dシリーズの主人公たちが脇役として登場し、物語への関与は抑えられています。このストーリーは、3部に分けて完結する予定でしたが、人気が思わしくなく、未完のままで終わりました。

登場キャラクター

全キャラクターは、3Dグラフィックスに合わせたデザインが施され、アナザーコスチュームが用意されています。『KOF MAXIMUM IMPACT』からは主人公のアルバ・メイラ、ソワレ・メイラなどが登場し、それに加え多くのファンに愛されているキャラクターも含まれています。特定のキャラクターには、異なる作品の衣装も用意されています。

関連項目と影響

シリーズ全体を通じて、アイディアやデザインに貢献したスタッフについても触れられています。また、同シリーズと関連のある『KOF XIV』の発売など、時系列での共演や技術の進展も楽しむことができます。ゲームの人気や展開はファンコミュニティにも影響を与え、格闘ゲームの世界における一つの礎となっています。

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