KUZIRA

KUZIRA - メロディックパンクの新星

KUZIRAは、日本のメロディックパンクシーンで注目を集めているバンドで、岐阜県に拠点を置いています。彼らは大学の軽音楽部で知り合ったメンバーによって結成され、当初は「わけわかめボーイズ」という名前でカバーを演奏していましたが、活動が進むにつれてオリジナル曲の制作に乗り出すことになりました。

バンド名「KUZIRA」は、ドラム担当のふちたくとのクジラへの愛情からインスパイアされており、クジラが発する超音波によって仲間とコミュニケーションを図る様子を象徴しています。この名前には、「伝えたい人にだけ伝えたい」という思いも込められていますが、実際にはバンド名の候補として「ゴジラ」を挙げたことがきっかけだったと、他のメンバーによって語られています。

音楽活動の初期

KUZIRAは結成から1年足らずで、2枚のデモCDを自ら制作し、どちらも1500枚以上の売上を達成しました。この初期の成功は、彼らの音楽的な才能を広く知らしめるものでした。2018年には、初の全国流通盤となるファーストミニアルバム『Deep Down』をリリースし、さらなるステップアップを果たしました。

特筆すべきは、2019年4月から開始されたJ-WAVE『THE KINGS PLACE』の水曜パーソナリティとしての活動です。これは、メロディックパンクバンドとしては異例の起用であり、バンドの名を全国的に広める機会となりました。

メンバー構成

メンバーは多才な個性を持ったアーティストたちで構成されており、各自がSNSを通じてファンと積極的にコミュニケーションを図っています。たとえば、ボーカルの末武竜之介は自身のTwitterやInstagramを通じて、音楽以外の個人的な生活やバンドの最新情報を発信しています。また、ドラムのふちたくともSNS上での情報共有に努めており、ファンとの距離感を縮めています。

近年の展開と問題

しかし、KUZIRAの活動は常に順風満帆ではありません。2024年10月1日、中心メンバーの末武が大麻所持の疑いで逮捕されたことが所属事務所から発表され、バンドの今後に影響を与える可能性があります。このような突発的なトラブルは、バンドのイメージや活動に大きな課題をもたらすことが多いため、ファンはその行方を見守っています。

KUZIRAは、その独特のスタイルと音楽への情熱で、メロディックパンクシーンにおいて確固たる地位を築いてきました。彼らの今後の活動から目が離せません。

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