Kbk wz. 2002 ビン

Kbk wz. 2002 ビン：ポーランドのブルパップ式自動小銃

Kbk wz. 2002 ビン（ポーランド語: Karabinek wzór. 2002 Bin）は、ポーランドのワルシャワ軍事工科大学(WAT)で試作されたブルパップ式自動小銃です。2002年にミハル・ビネルによって設計され、彼の名前と設計された年からその名が付けられました。

開発の経緯

1990年代後半、ワルシャワ軍事工科大学の銃器設計・運用部門でブルパップ方式の銃器に関する研究が開始されました。1997年には初の試作機であるKbk wz. 1997 ボゾが試作され、2000年頃からはwz. 96 ベリルをブルパップ方式に再構築する実験が行われました。この実験から生まれたのが、Kbk wz. 2002 ビンです。

構造の特徴

Kbk wz. 2002 ビンは、wz. 96 ベリルをベースに設計されています。使用弾薬も同様の5.56x45mm NATO弾です。フレームはグリップから銃床、ハンドガードまで一体型の木製で、右側面には小型のセレクターがあります。レシーバーはwz. 96 ベリルのものがそのまま流用されており、銃身、フロントサイト、銃口装置などもwz. 96 ベリルと同様です。ただし、リアサイトは削除され、代わりにガスチューブを覆うようにピカティニーレールが配置されています。銃床下側とフレーム前端にはスリングスイベルがあり、スリングの取り付けが可能です。

作動方式は、wz. 96 ベリルのレシーバーを流用しているため、ガス圧利用（ロングストロークガスピストン方式）です。この方式は、作動の信頼性が高いことで知られています。

スペック

全長: 不明
重量: 不明
使用弾薬: 5.56x45mm NATO弾
作動方式: ガス圧利用（ロングストロークガスピストン方式）
装弾数: 不明

参考文献

guns.fandom.com - kbk wz. 2002 BIN
shooting-iron.ru - kbk wz. 2002 BIN

関連項目

Kbs wz. 1996 ベリル
Kbk wz. 1997 ボゾ

外部リンク

[データなし]

Kbk wz. 2002 ビンは試作に終わった銃ですが、ポーランドにおけるブルパップ式小銃の研究開発の歴史を知る上で興味深い存在です。wz. 96 ベリルをベースにしている点や、木製フレームを採用している点など、独特の特徴が見られます。

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