Kik Messenger

Kik Messenger について

Kik Messengerは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末で利用できる無料のインスタントメッセンジャーアプリです。iOS、Android、Windows Phone、BlackBerry、Symbianといった多様なOSに対応しており、BlackBerry MessengerやiMessageと同様の機能を提供します。

メッセージのやり取りには、スマートフォンのデータプランまたはWi-Fiを使用するため、携帯電話会社のテキストメッセージ料金を気にする必要がありません。高速なメッセージングに加え、写真、イラスト、ボイスメッセージなどの共有が可能です。また、電話番号ではなくユーザー名を使用することで、従来のテキストメッセージよりもプライバシー保護が強化されています。

歴史

2009年、ウォータールー大学の学生グループが、スマートフォンの可能性を信じ、新たなコミュニケーション技術を開発するためにKik Interactiveを設立しました。Kik Messengerは、Kikが最初に開発したアプリケーションです。

2010年4月にベータ版が公開され、同年10月19日に正式版がリリースされました。Twitterでの紹介をきっかけに、公開からわずか15日間で登録ユーザーが100万人に達するなど、急速な広がりを見せました。

しかし、2010年11月24日には、リサーチ・イン・モーション（現BlackBerry Limited）がBlackBerry App WorldからKik Messengerを削除し、機能制限を課しました。

2011年3月7日、KikはRREベンチャーズ、スパーク・キャピタル、ユニオン・スクウェア・ベンチャーズ（USV）の3社からシリーズA投資として800万ドルを調達しました。同時に、USVのフレッド・ウィルソンとRREベンチャーズのアダム・ラドウィンが取締役に就任しました。

2012年初頭には、Kikのユーザー数が大幅に増加し、1日あたり45万人がアプリをダウンロードするほどの人気となりました。同年4月にはユーザー数が1000万人に達し、7月にはアメリカのiTunesで最もダウンロードされたソーシャルアプリケーションとなりました。同年11月29日には、登録ユーザー数が3000万人に達しています。

Kikカード

バージョン6.0からは、HTML5アプリケーションを利用した機能拡張として「カード」機能が追加されました。このカード機能では、YouTube、スケッチ、画像検索などの機能が利用可能です。

主な機能

異なるOS間でのメッセージの自由なやり取り
個人またはグループでのチャット
写真の共有
メッセージの送信、配信、既読状態の確認
メッセージング料金無料
オフラインメッセージ
プッシュ通知
通知オプションのカスタマイズ
広告なし
スケッチコンテンツの送信
YouTube動画の共有
画像検索コンテンツの共有
外部APIの利用
友人とのグループ会話

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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