Kishi Bashi

Kishi Bashi (キシ・バシ) は、アメリカ合衆国出身のヴァイオリニストでありミュージシャン、K Ishibashi （本名：カオル・イシバシ、1975年11月4日 - ）によるソロプロジェクトです。彼は、ジュピター・ワンのメンバーであると同時に、オブ・モントリオール、レジーナ・スペクター、ソンドレ・ラルケなど、数々の著名アーティストのツアーメンバーとしても活動しています。

生い立ちと音楽への目覚め

ワシントン州シアトルで生まれたキシ・バシですが、両親がオールド・ドミニオン大学の教授であったため、バージニア州ノーフォークで育ちました。幼少期から音楽に親しみ、7歳でヴァイオリンを始めました。マシュー・フォンテーン・モーリー高校を卒業後、コーネル大学に進学しますが、後にバークリー音楽大学へ転校。そこでジャズ・ヴァイオリンをマット・グレイザーに師事し、音楽の才能を開花させました。また、バークリー音楽大学在学中に、後に妻となるピアニストのケイコと出会いました。

ソロ活動開始まで

大学卒業後、キシ・バシはオブ・モントリオールのメンバーとして活動するなど、様々な音楽活動に参加しました（2010年に脱退し、ツアーメンバーとなりました）。2002年にケイコと結婚し、ニューヨークのブルックリンへ移住。2006年には第一子が誕生しました。この頃から、彼はソロアーティストとしての活動を本格的に開始し、ツアーメンバーとして参加していたソンドレ・ラルケやレジーナ・スペクターのオープニングアクトなどを務め、徐々にその名を知られるようになりました。

独自の音楽スタイル

キシ・バシの音楽は、ヴァイオリン、ギター、ボーカルを巧みに組み合わせた独創的なサウンドが特徴です。彼は、オブ・モントリオールのケビン・バーンとのデュエット曲や、ヴァイオリン、ドラム、キーボード、ビートボックスなどを駆使した「ワンマンオーケストラ」による楽曲も制作しています。彼の音楽は、クラシック、ポップ、ロック、エレクトロニカなど、様々なジャンルの要素が混ざり合い、他に類を見ないユニークな音楽体験を提供します。

躍進

2011年、キシ・バシはソロとして初のEP「Room for Dream」をリリース。当初はiTunesとBandcampでの配信限定でしたが、後にレコード盤としてもリリースされ、高い評価を得ました。翌2012年には、アルバム「151a」(一期一会の意) を発表し、その芸術性が広く認められました。また、ドコモのスマートフォン「Ascend HW-01E」のCMに楽曲提供するなど、活動の幅を広げています。

ディスコグラフィー

Room for Dream EP (2011年、Aerobic International / Joyful Noise)
151a (2012年、Joyful Noise)

外部リンク

公式サイト
日本公式サイト

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