Kiss 〜à côté de la mer〜とは？意味をやさしく解説

岡村孝子『Kiss 〜à côté de la mer〜』

『Kiss 〜à côté de la mer〜』（キスア・コーテ・デ・ラ・メール）は、シンガーソングライター岡村孝子が1990年 6月27日に発表した6枚目のオリジナル・アルバムです。発売元はファンハウス（現・ソニー・ミュージックレーベルズ）。

解説

1990年のオリコン年間アルバムヒットチャートで第10位にランクインする大ヒットを記録しました。前作『Eau Du Ciel （天の水）』に続き、3作連続でオリコンのアルバム・ヒットチャートで1位を獲得（1990年 7月9日付）し、岡村孝子の人気を不動のものとしました。

アルバムタイトルの「Kiss」について、岡村孝子は「自分自身に対する、いとおしさのキス」という意味を込めたと語っています。

前年のクリスマスシーズンに発売された12枚目のシングル「天使たちの時」がアルバムに初収録されました。ただし、アルバム収録音源とシングル収録音源ではボーカルとアレンジが異なっており、シングル版のサブタイトル「〜Time of the Angels〜」はアルバムバージョンには付与されていません。

収録曲の「心の草原」は、13枚目のシングルとしてアルバムと同時発売されました。カップリング曲もアルバム収録曲である「Kiss」が選ばれています。

収録曲の多くがタイアップ曲として使用されており、アルバムの魅力をさらに引き立てています。

「心の草原」：テレビ東京系テレビドラマ『僕が医者をやめた理由』主題歌
「満ち潮」：東芝企業コマーシャルソング
「空の彼方まで」：郵政省（現・郵便事業株式会社）「レタックス」コマーシャルソング

アルバムのラストを飾る「adieu」は、1992年頃にABCテレビの人気番組『探偵!ナイトスクープ』で使用されたことで、再び注目を集めました。

2001年 6月20日には、価格を改定したリニューアル盤が再発売され、現在でも入手可能です。

収録曲

全作詞・作曲: 岡村孝子
 編曲: 萩田光男（M-2・3・4・8）、田代修二（M-1・5・6・7・9）

1. 心の草原（5:09）
13枚目のシングル。ジャネット・ジャクソンに影響を受けて生まれた楽曲。
2. 終わらない夏（5:14）
岡村孝子にとって初のブラスサウンドを取り入れた楽曲。
3. Kiss（5:43）
13thシングル「心の草原」のカップリング曲であり、アルバムのタイトルチューン。
テレビ東京系ドラマ『僕が医者をやめた理由』主題歌。
4. 満ち潮（5:21）
東芝企業CMイメージソング。
5. 空の彼方まで（5:19）
郵政省「レタックス」コマーシャルソング。
6. 青い日々（5:49）
7. あの海へ今帰りたい（5:13）
8. 天使たちの時（5:39）
12枚目のシングルバージョンから、ボーカルとドラムスの一部を差し替えています。
9. adieu（5:30）

Kiss 〜à côté de la mer〜

岡村孝子『Kiss 〜à côté de la mer〜』

解説

収録曲

関連作品