Kiss Me Please

『Kiss Me Please』（キス・ミー・プリーズ）は、1979年6月21日にリリースされた、矢沢永吉の5枚目のスタジオアルバムです。前作から約1年ぶりのアルバム発表となり、発売日はコンサートツアー「The One Night Show 1979」の開催期間中でした。

本作には、前年の著書『成りあがり』の構成を担当した糸井重里が作詞家として参加している点が特徴です。また、先行シングルとしてリリースされた「I say Good-bye, So Good-bye」は、当初2月25日に発売予定でしたが、マスターテープ納品後に矢沢自身の意向で作り直しが行われたため、発売が1ヶ月以上延期されました。

1980年に矢沢永吉がワーナーパイオニアへ移籍したため、本作はCBSソニー在籍時最後のオリジナルアルバムとなりました。

アルバムには以下の楽曲が収録されています。

LP

A面
1. バイ・バイ・サンキュー・ガール
2. いちいち憎んで
3. ワン・ナイト・ショー
4. ラスティン・ガール
5. Mr.T.

B面
1. アップタイト
2. 馬鹿もほどほどに
3. 天使たちの場所
4. I SAY GOOD-BYE,SO GOOD-BYE
5. 過ぎてゆくすべてに

CD

CD版は上記LP版と同様の収録曲です。

楽曲解説

バイ・バイ・サンキュー・ガール

いちいち憎んで

ワン・ナイト・ショー

ラスティン・ガール

Mr.T.

アップタイト

馬鹿もほどほどに

天使たちの場所

I SAY GOOD-BYE,SO GOOD-BYE
6thシングルとしてリリース。アルパイン・カー・ステレオのイメージソングにも起用されました。

過ぎてゆくすべてに

本作は、矢沢永吉の音楽キャリアにおける重要な転換期にリリースされた作品であり、その後の音楽活動に大きな影響を与えました。糸井重里の参加や、シングル曲の制作過程におけるエピソードなど、音楽ファンにとっては興味深い内容が多く含まれています。

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