LAST

UVERworld 5thアルバム『LAST』

『LAST』は、UVERworldが2010年4月14日にリリースした5枚目のスタジオアルバムです。タイトルには、「最後」という意味合いだけでなく、「最高の一枚」「究極の一枚」というメンバーの想いが込められています。

概要

アルバム制作にあたり、メンバーは「これが最後の一枚」という意識を持ち、楽曲一つひとつを丁寧に作り上げました。リードトラックである『world LOST world』の歌詞にある「もしもこれが最後だとわかっていたら　もっとこの瞬間を大切にできるだろう」というメッセージが、その想いを象徴しています。

克哉は、「『world LOST world』以外にも、歌詞に重みがある曲が多い」と語っており、アルバム全体を通して、楽曲の深みが増しているのが特徴です。ボーカルレコーディングは全て自宅で行われ、納得のいくまで歌い込んだ楽曲もあります。当初の仮タイトルは『破壊と創造』や『UVERworld』でしたが、最終的に1stアルバム『Timeless』以来となる造語ではないタイトルとなりました。

本作は、UVERworld初のニューヨークでのマスタリングが行われ、世界的プロデューサーであるテッド・ジェンセンが手掛けました。また、既発シングルである『GO-ON』『哀しみはきっと』『GOLD』が全てアルバムバージョンとして収録されているのも、UVERworldのアルバムとしては初の試みです。

オリコンウィークリーチャートでは2位を記録。キャッチコピーは「UVERworldは、LASTから始まる。」

収録楽曲について

アルバムには、多様な楽曲が収録されています。

GOLD
アルバムバージョンとして再録。アルバムのオープニングを飾る楽曲として選ばれました。
world LOST world
「今までの自分達をしっかり叩き出した曲」とメンバーが語る、アルバムのリードトラックです。
スパルタ
過去の楽曲を掘り起こして制作された、リズムが特徴的な楽曲です。
心とココロ
結婚式をテーマにした、心温まる楽曲です。
the truth
シングル『GO-ON』のカップリング曲で、ライブでの人気も高い楽曲です。
バーレル
シングル『激動/Just break the limit!』の制作時期に作られた、原曲を再構成した楽曲です。
ハイ! 問題作
歌詞に自主規制音が入った、UVERworld初の試みとなる楽曲です。歌詞はメンバーの実体験に基づいています。
closed POKER
ピアノとパーカッションが印象的な、大人っぽい雰囲気の楽曲です。
哀しみはきっと (album ver.)
TBS系ドラマ『小公女セイラ』の主題歌。PVのイントロで使用されたストリングスが採用されています。
CHANGE
映画『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』のイメージソング。
WANNA be BRILLIANT
TAKUYA∞がMR. BIGのライブを見て感銘を受け、制作された楽曲です。
君のまま
4thアルバムに収録予定だったものの、歌詞が完成せず、今回新たに書き直された楽曲です。
* GO-ON (2nd-mix)
シングルのアルバムバージョンです。

参加ミュージシャン

UVERworldのメンバーに加え、中西康晴（Piano）、GENTA（Percussion）、弦一徹ストリングス、asami（Voice）など、豪華なミュージシャンが参加しています。

『LAST』は、UVERworldの新たな可能性を示す、挑戦的な作品と言えるでしょう。

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