LEON RACING
LEON RACINGの概要
LEON RACING（レオン・レーシング）は、SUPER GTのGT300クラスに参戦する日本のプロフェッショナルなレーシングチームです。チームは、自動車愛好者として知られる遠藤大介が代表を務める「有限会社ケーツー・アールアンドデー（K2 R&D）」を母体にしており、チーム名の「LEON」は同社の雑誌名から取られています。運営には黒澤元治氏とその息子である治樹氏が関わっており、社名の「K2」は「黒澤親子2人」に由来しています。
LEON RACINGがレースに出場する理由は、顧客層である「おやじ世代」の夢を実現するためです。この夢は、高級車を自ら運転したり、スーパーカーに乗ってレースに参加するという形で具現化されています。チームは2012年に初めてSUPER GTに参戦し、メルセデス・ベンツのマシンを用いて活動を開始しました。特に、メルセデスとの強い結びつきを持つチームであり、彼らのイベントにも積極的に参加しています。
経歴
LEON RACINGは2012年に竹内浩典と連携し、GT300クラスに参戦を果たしました。初年度のチーム監督は黒澤元治であり、使用したマシンはメルセデス・ベンツ・SLS AMGで、カーナンバーは52でした。この年、チームは特に第4戦で2位表彰台を獲得し存在感を示しましたが、第5戦では接触事故により一時メンバーが負傷する事態が起こり、黒澤監督がその後複数のレースを欠場せざるを得なくなりました。
2013年からは独自のチーム名「LEON RACING」を名乗り、カーナンバー62で新たにスタートしました。代表は遠藤大介氏に変わり、黒澤治樹がメインドライバーとして活躍し、第3戦からは黒澤翼に交代するなどしながら、鈴鹿1000kmレースではチームにとって初の3位表彰台を記録しました。
翌2014年はカーナンバーを65に変更、ドライバー体制も流動的でありながら、菅生での表彰台獲得を果たしました。2015年には監督が遠藤大介に移行し、チームの固定化が進みました。2016年シーズンにはメルセデスの最新車両に移行し、初の優勝を成し遂げながらも、その後は成績が不安定になりました。
2017年シーズン、タイヤをブリヂストンに変更し、優勝を果たしてランキングをトップに立つも、次戦でミスがあった影響でチャンピオンの座を逃した年でもありました。2018年には安定した戦績を保ちながらも、表彰台には立てず、最終戦での戦略が功を奏し初優勝をつかむとともに、チームのダブルタイトル獲得へと繋がりました。
2023年のシーズンに向けては、監督の黒澤氏が特定のレースで第3ドライバーとして登録されるなど新たな体制が整えられる模様です。レギュラー陣はそのままで、長距離戦へのリザーブ体制も整えています。
戦績
LEON RACINGはこれまで多くのレースで活躍し、特にSUPER GTでは複数の表彰台を獲得しています。彼らの取り組みは、レーシングチームとしての意義だけではなく、ファン層の夢の実現にも繋がるものとして注目されています。
参考文献
外部リンク
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