LET'S GO (森口博子のアルバム)

アルバム『LET'S GO』について

『LET'S GO』は、森口博子にとって7枚目となるスタジオ・アルバムであり、1994年5月25日にキングレコードからリリースされました。前作『あした元気になあれ』から約5ヶ月の間隔を挟んでのリリースで、ファンにとって待望の新作となっています。

背景と収録内容

このアルバムには、全10曲が収められており、その中でも特筆すべきはDual Dreamとのコラボレーションシングル「Let's Go」です。この曲がオープニングテーマとして使用されたフジテレビ系『夢がMORI MORI』は、多くの人々に親しまれ、番組とともに楽曲も広まりました。

「Let's Go」を除く全ての楽曲の編曲は、本間昭光が手掛けており、彼の独自のアプローチがアルバム全体に色を加えています。また、アルバムの9曲目に収録されている「おそろいの痛手」は、翌月にリリースされたシングル「誘惑してよね夏だから」のカップリング曲としても知られています。このように、アルバムの中にシングルが含まれることで、リスナーを楽しませる工夫がなされています。

楽曲解説

以下は、収録曲の簡単な解説です。

• - だいじょうぶ: 前向きな気持ちを喚起させる元気なナンバー。
• - でっかいことをやろう: 大きな夢へ向かうエネルギーを感じることができる楽曲。
• - Let's Go: Dual Dreamとのコラボによるこの楽曲は、ノスタルジックでありながらも新しさを感じさせる。
• - 髪を切ったら: 自己変革の象徴的なバラード。
• - 胸がときめくバラード: 恋する気持ちを表現した、心に残るロマンティックな曲。
• - ふう: 日常の幸せを感じさせる体験を描いた曲。
• - 掘り出し物よ: 思いがけない発見の楽しさを歌った楽曲。
• - あなたのことを思っている: 誰か特別な人への思いを深く語る一曲。
• - おそろいの痛手: 別れの痛みを描写しつつも、希望が感じられる。
• - エイッ!とまたハリキッて: 活力を与えるような元気なフィナーレを飾る楽曲。

批評

音楽専門誌「CDジャーナル」は本作について非常に好意的な評価を下しており、「モリグチに元気をわけてもらいたい人向け。そう、『夢MORI』って感じ。」と表現しています。これは、森口博子の音楽が持つポジティブなエネルギーを、聴く人々に届けることを意識した言及であり、多くのファンにとって共感できる内容です。

参加ミュージシャン

本アルバムには、多数の才能あるアーティストやミュージシャンが参加しており、それぞれの楽曲に深みをもたらしています。特に編曲を担当した本間昭光の技術は、音楽の幅を広げる要素となっています。

結論

『LET'S GO』は、森口博子の魅力が詰まった1枚であり、聴く人を励まし、楽しい気持ちにさせる音楽が満載です。オープニングテーマとしての「Let's Go」を軸に、全体的に明るさと希望、そして深い思いが込められた楽曲がそろっている本作は、時代を超えて多くの人に愛され続けることでしょう。

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