LONDON CELEBRATION

『LONDON CELEBRATION』の紹介

『LONDON CELEBRATION』は、1980年1月に英国のSATRILからリリースされたゴダイゴのベスト・アルバムです。このアルバムは、イギリスでの発売後、後に日本に逆輸入される形で広まりました。これがゴダイゴにとって初のベスト・アルバムであり、その音楽性や人気を日本以外の地域で広める重要な一歩となりました。

このアルバムの収録曲には、彼らの代表曲が満載です。オープニングを飾るのは「CELEBRATION」。奈良橋陽子の歌詞とタケカワユキヒデのメロディが響き渡ります。続いて「MONKEY MAGIC」や「THE GALAXY EXPRESS 999」を聴くことで、ゴダイゴの持つ独特の世界観を堪能できます。これらの楽曲は、彼らの特徴的なサウンドを代表し、ファンの心を掴んだ名曲ばかりです。

アルバムには、他にも「HAPPINESS」や「BEAUTIFUL NAME」、「GANDHARA」といった楽曲も収録されています。さらに、「HOLY AND BRIGHT」や「SALAD GIRL」などは、彼らの音楽に新たな方向性をもたらしました。特に、「HOLY AND BRIGHT」は聴く者の心に響く力強いメッセージを秘めています。

また、「THE WATER MARGIN」や「TRY TO WAKE UP TO A MORNING」などのトラックは、スタジオでの音源を活かしながら、アルバム全体のバリエーションを豊かにしています。特に、「RETURN TO AFRICA」ではアフリカへの思いを表現した歌詞が印象的です。

このアルバムは、日本で最初にリリースされたベスト・アルバム『GODIEGO HIT SPECIAL』を経て、国外の音楽シーンにゴダイゴを紹介する役割を果たしました。彼らの音楽は、その後の世代にも影響を与え続けています。実際、『LONDON CELEBRATION』はその影響力から、海外盤として最も多くの店舗に並べられることになりました。

収録されている楽曲の内訳については、初めの6曲はライヴ・アルバム『MAGIC CAPSULE』からの音源であり、残りの7曲から13曲はスタジオ録音の楽曲です。興味深い点として、スタジオ音源の中には、日本語バージョンも含まれていることが挙げられます。特に「HOLY AND BRIGHT」と「RETURN TO AFRICA」は、編曲がミッキー吉野によるものも多く聴かれ、そのクオリティの高さには驚かされます。

『LONDON CELEBRATION』は、ゴダイゴの魅力を堪能できる一枚であり、彼らの音楽が持つ普遍的なメッセージを再確認する機会を与えてくれます。音楽の歴史において、特に重要な役割を果たしたこのアルバムは、今後も多くのリスナーに親しまれていくことでしょう。

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